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使える!ビジネス迷言・第13話「公私混同こうしよう」

使える!ビジネス迷言・第13話「公私混同こうしよう」

おはようございます。
 午前8時半、中小企業家同友会とかち支部事務局員のK氏とともに広尾へ。会員企業訪問。10時から12時半の間に3社訪問。昼食後2社訪問。広尾地区会例会には2、3度参加したことがあるが、会員企業を訪ねるのは初めて。片道1時間半。丸1日かければ、もっと多くの企業をまわることができそうだ。4時半帰社。すぐに帰宅。ひと休みしてから、中央斎場へ。6時半帰宅。

公私混同こうしよう

たいていの場合、「公私混同はいけないこと」と教えられる。だが、公私混同がまったくない、という企業経営者を僕は見たことがない(いるのかもしれないが)。新入社員でも中堅幹部でも、何らかの形で公私混同しながら仕事とプライベートの時間を過ごしている。
 僕は先代から、「仕事で使ったお金はしっかり会社に請求しろ」と教えられた。しかし、経営者になると仕事とプライベートの境界はほぼない。懇親会、忘年会などの参加費はどう扱うか? 僕は自分の中での基準を明確にした。自分の意思で参加したものは自費扱いとした。会社に請求するのは参加義務のあるものだけ。それが正しい基準かどうかは、会社・個人によって異なるだろう。
 公私混同という言葉は、その人の人間観が性善説なのか性悪説なのかによって意味が違ってくる。性悪説に立つと、「会社のお金で飲みに行く」みたいな人がイメージされる。しかし、今のシビアな時代にそのような公私混同をする人が果たしてどれほどいるか? 我が社にはたぶんいないだろう。むしろ、公私をどのように分けるか、苦労している人が多いのではなかろうか。
 公私混同どうしよう? 実は、僕も迷うことがある。みんな大なり小なり迷っているに違いない。合理的に判断すれば、公私混同させるほうが生産性が上がるというケースがけっこうあるもの。たとえば、営業や編集職の人なら、車での移動中にちょっとした買い物をしたり、銀行に立ち寄ったりする。これは小さな公私混同だが、僕個人としては構わないと思っている。1日24時間の中でつじつまを合わせればよいだけの話。
 重要なのは、自分がちゃんとしたバランス感覚を持っていること。仕事中にプライベートな活動をした場合は、その分、穴埋めをする。公私を混同させ合理的な動き方をすれば、自由に使うことのできる時間が増える。その増えた時間を、プライベートと仕事でシェアすることが望ましい。つまり、仕事時間は若干増える。自分と会社、双方にとってプラスとなる公私混同だ。
 実際のところ、僕が一人ひとりの時間管理についてシビアに管理することはない。時間を有効に使うことを望んでいるだけ。短時間で大きな成果を収める人がいれば、そのほうが好ましい。また、人の2倍、3倍の時間をかけてよいものを仕上げようとする人もいるだろう。それもまたよし。
 そのように考えると、働き方改革はちょっと窮屈なものに感じられる。SDGsにおけるディーセントワーク(人間らしい働き方)を実現させる上で働き方改革は必要なのだが、自分を成長させるために思い切り働きたいという人にとっては不自由な改革といえる。
 やる気のある人、向上心のある人は、公私混同すること以外に選択肢はないのかもしれない。今日の仕事には創造性が求められている。クリエイティブな仕事が1日8時間の勤務時間内でできるとは限らない。必然的にプライベート時間に食い込む。これは働き方改革に逆行することなのか? 僕は「考えている時間」「創造する時間」は、公私のどちらでもあり、どちらでもないと考えている。
 そもそも、自分の人生の時間を公私に分けるほうがおかしいのだ。自分のやりたいこと、すべきだと思うことに自分の時間を使う。それが本来のディーセントワークに違いない。ただし、そうした考えた方は法的、制度的には通用しないことがある。その結果、今のような会社組織はやがて解体していくことになるだろう。公私を分けるという概念がなくなり、本格的に個人の時代がやってくる、と僕は考えている。

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