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取材記録20 市場縮小と事業領域拡大

取材記録20 市場縮小と事業領域拡大

おはようございます。
 午前8時半出発。中標津を目指す。釧路から中標津の間はガソリンスタンがほとんどない。危うくガス欠になるところだった。取材は午後1時半。「北海道 来たるべき未来を見つめて」の取材。非常におもしろく、示唆に富んだ話。我が社の目指すところもここにあるのではないかと思った。4時過ぎ、取材終了。宿泊は根室。中標津で宿を予約できなかったためだが、根室で撮影したい被写体があった。日が沈もうとする頃、目的地に到着。少しだけ撮影。6時過ぎ、宿にチェックイン。8時には眠っていた。

アイデアを形に

印刷業とはかけ離れた業種。製造業でもない。けれども、昨日取材したT社は印刷産業にずいぶん近いものがある。そう感じました。
 業界全体のピークは1992年。印刷業も確かそのあたりが山だったと思います。そこから次第に出荷額が落ちていく。T社の業界はB2Cビジネス。バブル崩壊後、人々は節約志向が強まりましたから、右肩下がりになっていくことは容易に想像できます。その頃、僕らは東京で女性誌の実用記事を書いていました。節約というレベルを超えるような企画がいくつもあった。原稿を書きながら、バブル崩壊のダメージを再確認していたところがあります。
 それはさておき、縮小する業界の中でどのようにビジネスを設計していくのか? ここが昨日の取材のメインテーマでした。バブル崩壊から30年経とうとしていますが、今も市場は縮小している。バブル崩壊だけではなく、人口減少が大きい。需要が減っているのに、供給力はさほど落ちていない。むしろ、技術の進歩により、生産性が高まっている。必然的に価格競争が激しさを増している……というのが印刷業界の現状。
 どこかに活路を見いださなければならない。これは印刷業も異業種も同じ。B2BもB2Cも変わりありません。T社の着眼点、そして発想の仕方は非常にユニークなものでした。僕としては、大いに参考になった。というよりも、そのまま真似をしてみたくなるくらい。もちろん、単純にコピーしてもうまくいくものではありません。ヒントを得て、それをいかに将来設計に組み込んでいくか。ここが重要です。我が社の5年後の企業イメージに近い。そう思いながら話を聴いていました。
 今朝になって改めて考えてみると、ビジネスにはアイデアが不可欠。アイデアを形にすることで逆境を乗り越えることができる。そもそもアイデアが浮かばないと行き詰まりますし、アイデアはあってもなかなか形にすることができずにいると、底なし沼にはまったような気持ちになる。幸い、我が社にはアイデアはある。形にするための組織、キーパーソン、そして何より強い意欲が必要。必要な資源は他にもたくさんありますが、強烈な人が何人かいれば何とかなる。
 目に見えて強烈な人というのは限られています。求められるのは、いかにも強烈という人だけではありません。内に秘めたる闘志といったものがあればよい。社内を見渡すと何人かいそうです。どの会社にもきっといることでしょう。その数人が同じ方向を向いて、アイデアを形にできるかどうか。困難を困難と思わず、情熱を傾けることができるかどうかに自社の将来がかかっています。
 さまざまな悩み、葛藤を抱えながらも、企業は前に進んでいかねばなりません。昨日と同じことを続けていたら会社はやがて消えてしまいますから、当然ながら、新しい技術を身につけ、新しい商品を生み出し、新しいビジネスモデルをつくる必要があります。自社で働く人たちも、新しい能力を身につけ、新しいことにチャレンジし続けなければなりません。前に進んでいくことに対して、どれほど積極性やチャレンジ精神を持っているか? ここが問われます。
 コロナ禍により、変化のスピードが10倍くらい速まりました。これをチャンスと捉えて人生最大のチャレンジをした人が、次の時代を切り開いていくに違いありません。

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