
こんばんは。
いつもならとっくに眠っている時間。なのにまだパソコンに向かっている。しかも明日は早起きせねばなりません。睡眠不足は必至の情勢。熱中しすぎました。
何に熱中しているのかというと、次に出す本「写真家的文章作成技法」。写真選び、画質調整、配置、校正、加筆。これらを行っているうちに、あっという間に一日が終わってしまったのです。年に何度か、こういう日があります。できるだけ、速攻でブログを書き、一刻も早くベッドに滑り込もうと思います。
仕事改革の必要性
世の中は刻一刻と変化し続けています。けれども、大昔から変わらないものもある。
不易流行といった高尚な(?)話をするつもりはありません。変えてはならないもの(不易)というわけではない。むしろ、僕個人としては「変えたい」「変えなきゃ」と思っていることなのですが、どうがんばっても変えることができずにいる……。それは「僕の仕事の進め方」です。
力任せに仕事をしてしまう。30代まではそれでもよかった。40代までなら、何とか対応することができた。しかし、50代も半ばとなると、体力的にはちょっと厳しい。こういう働き方をしてしまうと、その日一日は何とかなったとしても、その後数日間、尾を引くこととなる。わかってはいても、そうせざるを得ないというところに、僕の仕事の進め方の弱点がある。いやはや、本気で仕事改革を進めなければなりません。
働き方改革を社内で強力に進めているというのに、自分の仕事改革のほうがさっぱり進まない。この事実をどう捉えたらよいのでしょう?
多分、僕と同じようなタイプの人もいるだろうな……。本当は「もっとギリギリまで自分を追い込んで質の高い仕事をしたい」とか「体力の続く限り思い切り仕事がしたい」という人も多いに違いない。そして、実際そうした声を聞くこともあります。けれども、僕の公式見解としては「早く仕事を終えましょう」としか言うことができません。
他意があるわけではなく、僕は心からみんなの「時短」を希望しています。時短を進めながらどうすれば生産性が向上するか? そのことにもっと熱心にならねば。自分ではうまくコントロールできずにいますが、若手の人には時短と生産性アップの両立を期待しています。
それでも、僕の文章執筆スピードはずいぶん速くなりました。いつもというわけではありませんが、調子が良ければ、2時間で5000字進むこともある。これはここ数年の変化。僕が追い込まれている要因は「書く量が増えた」ことと「本業以外の役割が増えた」ためでしょう。何かを大幅に削らなければ、時短の実現は困難。ここが今後の課題ですね。
結局、仕事は密度濃く集中して行うのがよいと思います。ただし、気をつけなければならないことがひとつある。それは言うまでもないことですが、「仕事量が少ない中で時短を進めても意味がない」ということ。仕事量を変えず(むしろ増やしながら)時短を進めるところに働き方改革の意義がある。付加価値低下に目をつぶって時短を進めると、企業経営は大変なことになってしまいます。
結局のところ、働き方改革は各個人の仕事改革と一緒に進められなければ意味がありません。だから、僕自身ももっと真剣に仕事改革を進めていかねばならない。通常のやり方ではうまくいかないに違いない。これまでの仕事の仕方は、根本的に何かが違っているのかもしれません。
先月、社内報の中で僕は「価格政策」について自分の考えを述べました。ここ数年、デフレとインフレが混じり合って、ちょっと不思議な状況にあります。ただ、消費者や企業の発注者のマインドはデフレ傾向のまま変わっていないでしょう。できるだけ安く購入したい。けれども、価値を感じるものには思い切って奮発するのもやぶさかではない……。そんな消費マインドだと思います。
あらゆる企業が値引きを一切やめ、すべて定価販売だったらどうなるだろう? そんな想像をすることがあります。きっと、あらゆる企業が適正利益を確保でき、中小企業の多くは業績が向上することになるのではないか? その結果、働く人の収入も増えることとなり、好循環がもたらされるに違いない。単純ですが、僕はそんなふうに考えています。
価値ある仕事を適正価格で販売することができれば、適切な仕事量で必要十分な収入が得られるに違いありません。バブル崩壊以降、過当競争に陥ったため、1990年代から2000年代にかけて長時間勤務の傾向が強まっていった。付加価値低下を「量」でカバーしようとする傾向。これを何とかせねばなりません。
ただ、買い手の立場からすると、価値が変わらないのに値段が上がったのでは購買意欲低下は避けられません。価値を高めながら仕事量は変わらない、むしろ省力化が実現するという方向へ向かっていく必要があります。
IT化や機械化、自動化によってそれは可能になるはず。ただ、中小企業の場合は自前で実現させるのはちょっとハードルが高い。
僕が考えているのは、ユーザー参加型のビジネス。これなら、高度な技術は必要ない。
僕はスーパーで買い物をするたびに、ちょっとした不満をため込んでいます。それは「自分で商品を買い物バッグに詰めたい」という欲求が満たされないこと。レジ係の人がバーコードを読み取り、客がバッグに詰めていけば、かなりの省力化が図れるはず。何も設備投資は要りません。
完全セルフレジを導入するスーパーも少しずつ増えています。しかし、今の設備のまま省力化と時短が実現するほうが、店としてもメリットが大きいはず。
この発想を印刷や出版・広告事業に応用するとどうなるか? うまくいく保証は何もありませんが、試してみたいと思っているところです。きっと、顧客の中にはレジ前で手持ちぶさたな気分を味わっている僕のような人がいるに違いない。表には現れにくいけれど、どこかにニーズが隠れているような気がします。
「世の中の変化」も20話となりました。明日から新シリーズを始めることにしましょう。次は何を書こう……。今はまったくの白紙状態です。
