
おはようございます。
昨日はミーティングと来客の多い日でした。興味深い話がいくつもあった。全部覚えていられないのが残念。夕方は帯広市産業振興会議。3つの部会にわかれ、これから各部会で専門的な話を進めていくことになります。僕には集客・交流部会長という役が与えられました。
シャッフルすれば社風が変わる
そういえば、GW明けの月曜日、ちょっと驚いたのは会社2階事務所の座席が大幅に移動されていたことでした。座席移動の話をすっかり忘れていました。奥まったところにあった月刊しゅん編集部が前のほうにやってきた。代わりにデジタル・コンテンツ部と管理課が通称制作室に。
こうした座席移動は、我が社では頻繁に行われます。小規模なものはしょっちゅう。大がかりな移動は2、3年に一度くらいでしょうか。他社はどうなのだろう? あまり話題になることはないので、詳しいことはわかりません。
移動作業は数時間で終わるものの、移動する人にとってはなかなか大変な作業でしょう。きっと、机の上の片付けから始まる人もいるはず(もしかしたら僕だけかも?)。デスクトップパソコンを使っている人の場合は、運んだ後、ケーブルをつなぎ合わせるのも面倒なもの。
したがって、座席移動は内心「ないほうがいい」と思っている人が多いと思います。それでも、必要な年中行事(?)なんですね。
我が社の社屋は、古い社屋を取り囲むようにコの字型に新社屋(といっても築20年以上経過している)が建っています。事務所スペースはL字型になっている。このため、僕の感覚では「放っておくと空気が澱んでしまう」ように感じています。
このあたり、敏感な人と気にならない人がいる。敏感な人の場合、「この場所は空気が悪い」といったことがわかるようです。今は空気清浄機やサーキュレーターを使って、空気が澱まないよう気をつけていますが……。
空気だけではなく、業務効率という点からも、今のL字型の事務所はちょっと具合がよくないと思うことがあります。事務所全体を見渡すことができない。パッと一目で見渡すことができれば、小さな時短につながるはず。今は10数メートル歩いて、「あっ、いない」と引き返すことがあります。
座席移動の目的は、僕の理解するところ、業務改善と社風改善にあります。さまざまな職種の人がいますから、何もせずにいるとどうしてもコミュニケーションがうまくいかないことがある。個人のコミュニケーションスキルを高めることが大事ではあるものの、「場所が近いかどうか」という物理的な条件も関係してきます。近いと話す機会が増える。コミュニケーションがよくなるという考えです。
企業の抱える課題は常に変化するものです。変わらない課題もあれば、常に変わる課題がある。商品力向上に力を注ぎたい時期と営業力を強化したい時期とでは、座席の配置も異なってくる。どんな場所に座っていても変わらぬパフォーマンスを発揮する人もいます。一方、環境に左右されやすいタイプの人もいるでしょう。配置をどうするかについては、ずいぶん慎重に考えられているようです。
会社によっては、座席移動ではなく異動を頻繁に行う会社もあります。同じ建物の中での異動であったとしても、座席が変わるのとはまったく意味合いが違ってきます。プレッシャーもかかるに違いない。さらに、転勤が伴うと、僕には想像もつきません。考えてみると、僕は異動も転勤も経験したことがない。転勤族の人はすごいな……と思うことがあります。
我が社では導入していませんが、ジョブローテーションを採用している企業もあるでしょう。比較的規模の大きな会社になると思います。定期的に異動を経験してもらい、自社の業務全体を理解し能力を高める目的で行われます。メリットとデメリットがあるでしょうね。
昨夜、懇親会の中で「異動するとリセットされる」というメリット(?)の話が出てきました。なるほど、そういう考えもあるのか。
我が社の場合「業務内容の変更」「部署の改変」「本人の成長やライフステージの変化」といった理由があったときだけ、異動が実施されます。定期的な異動といった制度はない。会社都合の異動は最小限に留めたいと考えています。しかし、異動を肯定的に捉えている人もいるんですね。きっと、同様に転勤を肯定的、前向きに受け入れている人も多いのでしょう。
異動か座席移動かといった違いはありますが、働く環境を常に変化させるということも職場改革には必要ではないかと思います。
僕の考えでは、「社風を変えるには席をシャッフルさせるのが一番」。同じ場所に留まっていると、どうしても澱んでしまうような気がします。
僕の席も5回くらい移動したと思います。居心地がいいのは実は社長室なんですが、外から見えない個室は要注意ですね。社内の小さな変化を見落としたり、情報が入ってこなくなる可能性が高い。自分の仕事に集中できるというメリットはあるものの、リスクも大きい。
ベストな座席の配置というものは存在しません。常に変化している、動いているという状態をつくることが重要。落ち着く時期と動く時期とがバランスよく配分されると、人は力を発揮するものだと思います。
我が社は異動とか職種の変更といったことが少ない会社。ですから、今現在のポジションに安住してしまう危険性があります。
「自分は今のままがいい」と考えるのは健全なことではありません。常に変化を求める姿勢が必要ですね。このためには仕事環境をときどき変えることがひとつの方法といえるでしょう。僕は異動よりも座席移動のほうが我が社には合っていると感じています。僕自身、ひとつの仕事の専門性を高めたい、自分の能力を深く掘り進めたいと考える人間だからです。
