高原淳写真的業務日誌 > 偶然とその前後 > 偶然とその前後09 同じパターンの打破

偶然とその前後09 同じパターンの打破

偶然とその前後09 同じパターンの打破

おはようございます。
 朝、パワーポイントでプレゼン資料をまとめる。9時15分出社。9時半、某プロジェクトのミーティング。10時半、チームリーダーに対して来期に向けての説明会。11時半、制作・技術系の人たちに向けての説明会。午後は事務的作業、原稿執筆、スケジュール調整等。O氏、S氏とミーティング。

同じパターンの打破

「これは同じパターンだ」と思える出来事が、昨日は少なくとも3回、小さなものを含めると6回以上あった。かなり似ている。これが何を意味しているのかについて、もう少し考えてみる必要がある。
 過去と似たパターン。これは多くの人が経験しているに違いない。そして、たいていの場合、過去と同じような反応をする。その結果、過去と同じような結論に至り、過去と同じような気持ちを得る。一連のパターン。ほとんどの人が、過去に経験した「慣れているパターン」に対して、心地よさを感じているのだ。それは嫌だ、そうすべきではないと頭では思っていても、同じパターンを繰り返すほうが楽なのである。僕にもその傾向があるから、つい同じようなことを繰り返してしまう。
 ここを打破することが、自己変革、社内変革の第一歩と言える。すでに作戦は開始されている。今のところは同じパターンのように思えるが、その後の展開はずいぶん違ったものとなるはずだ。
 自分の人生においては「自分が主役」ということになる。したがって、本心から自分を脇役だと思っている人はたぶんいない(本当かな?)。会社ではチョイ役を演じていても、プライベートな空間では主役を演じていることだろう。また、仕事時間においても、自分の頭の中では「自分を中心とした世界観」がつくられていると思う。そうした人の目に、社長、取締役、直属の上司、同僚、後輩はどのように映っているのか? 
 同じ空間にいて、同じものを目にしていても、人それぞれ見え方は異なるもの。それぞれの人の目にはフィルターがかかっている。フィルムカメラの時代、僕はモデル撮影でよくアンバー系のフィルターを使っていた。その際には色温度を測るためにカラーメーターを使用した。だいたい計算通りの色となる。人間の体内にもカラーメーターが内蔵されていればよいのに。そうと思うことがある。機械のように自分を客観視するのは困難なものだ。
 色温度変換フィルターはともかく、自分の目を通して映る世界を心地よい色と明るさに調整するよう、各自努力すべきではないかと思っている。僕は暗室作業経験が長く、その上、今考えるとローキーな仕上げにすることが多かった。かつての僕は、世界をやや暗めに映し出していたようだ。今はデジカメの時代であるためか、僕の頭の中にはヒストグラムのようなものが表示されている。明るいか暗いかがグラフ化されている。このため、白飛びすることもシャドウ部がつぶれることもほぼない。
 同じパターンではあっても、過去とは登場人物が異なる。また、同一人物であっても、年齢が異なる。一番違っているのは、自分が年をとっていることだ。20年前は夜中まで働いても平気だったが、今は夜9時になると眠くなる。そうして、朝3時過ぎに目が覚めたりする。自分も周囲も大きく変化しているのに、同じようなパターンが繰り返されるのはどうしてなのか? 「そこに自分が解決すべき課題があるから」というのが教科書的な解答だが、そればかりではなさそうだ。
 我が社は周期的に変革期が訪れる。これは僕が勝手にそう思っているだけなのだが、社史を調べてみると確かにその通りだと気づくだろう。多くの問題、課題が突きつけられる。変革期にはその一部が解決され、一部は未解決なまま先送りされる。先送りとなった問題は、次の周期により大きな問題となって現れる。したがって、できるだけ多くの問題を解決すると同時に、できるだけ多くの課題をクリアしなければならない。次の周期には登場人物がガラリと変わっているはずだ。現役世代の頑張りどころである。

〒080-0046 北海道帯広市西16条北1丁目25
TEL.0155-34-1281 FAX.0155-34-1287

高原淳写真的業務日誌