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経営指針の話86 経営指針研究会第7講「中間報告会」

経営指針の話86 経営指針研究会第7講「中間報告会」

おはようございます。
 午前9時半、とかち館へ。中小企業家同友会とかち支部経営指針研究会第7講「中間報告会」に参加。といっても、昼までには帰宅せねばならない。報告を聴くことができたのは4名の研究生のみ。欠席となった研究生もいたが、今年度の研究生は13名。とかち支部では3グループ体制(1グループ4~5名)が定着したかのようだ。発表10分+質疑応答20分。それぞれ取り組み姿勢が素晴らしい。見習わねばと思った。11時58分帰宅。急いでZOOM接続。12時から、やはり同友会関係のミーティング。終了後は我が社の経営指針に取り組む。経営方針、経営計画について考える。エクセルを使うと眼精疲労に陥る。昨日は5時半頃、限界がやってきた。

肯定的自己否定力

中小企業家同友会の会員である最大のメリットは、さまざまな経営者の経営体験を直接聞くことができるという点にあります。とりわけ、近い距離感で聞くことのできるのが経営指針研究会でしょう。自社の強みと弱み、経営者としての悩みをさらけ出して、発表・討議を繰り返しながら経営指針をまとめ上げていく。研究生はもちろん、経営指針委員やサポーターにとっても学びの大きい会といえます。
 今年度、僕は経営指針研究会にほとんど関わることができずにいます。中途半端に顔を出すようでは、研究生にとって迷惑でしょう。というわけで、中間報告会と最後の総括報告会のみ参加しようと思っています。委員、サポーターとも層が厚くなっている。運営面では何の心配もなさそうです。
 改めて名簿を見ると、研究生の顔ぶれは社長と後継予定者、ほぼ半々でした。僕が経営指針を最初につくったときは、すでに社長になった後のことでした。後継予定者の考える経営指針には興味深いものがあります。「自分はこのように経営したい」という意欲が見えてくるからです。
 肯定的現状否定力。記憶が少し曖昧ですが、10数年前、広島である講演を聴いたとき、そのような言葉が出てきたことを覚えています。「ダメだ」で終わってしまうのが否定的現状否定。「まあ、いいんじゃない」でスルーしてしまうのが現状肯定。「どうすればよくなるのか」をとことん考えるのが肯定的現状否定。肯定的に現状を否定する力が今こそ必要なのではないかと考えています。
 長年社長を務めていると、肯定的現状否定ができにくくなる。個人差や経営センスの問題もあると思いますが、中途半端な現状肯定に向かってしまう自分に気づきます。そうなると、「うまくいかないのはやり方が悪いためだ」という発想になりやすい。表層的な原因に意識が向かっていき、問題の真因にまでたどりつかないということが起こります。
 「やり方」よりもっと深いところに問題の本質がある。そのことに気づくのは、もしかすると後継予定者なのかもしれません。あるいは、問題の本質をつくってしまった現役社長のほうかな? いずれにせよ、問題を問題として認識し直すところから始めなければなりません。
 経営指針成文化では、経営理念と10年ビジョンを言葉にするところに、多くの研究生は頭を悩ませます。もちろん、それは1年や2年でまとまるものではなく、一生考え続けることになるでしょう。それと同じくらい重要なのがSWOT分析。とりわけ自社の強みと弱みを認識することが欠かせません。今、我が社も多くの会社もコロナ禍で傷ついていますから、自社の弱みが目につくようになっています。平時では気づかないような弱みや問題が浮き彫りになっている。それを「チャンス」と言うほど僕は楽観的ではありませんが、この機会に自社を変えることができれば、後になって「あのときがターニングポイントだった」と振り返ることができるでしょう。
 コロナ禍は自社の経営指針を見直す絶好のタイミングである。それだけは疑いのない事実ですね。

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