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第8回 理念的つながり

第8回 理念的つながり

おはようございます。
 今朝はちょっと早起きしました。目が覚めたのは3時35分。もう30分眠りたかったところです。
 昨日のブログのテーマ「超契約関係」という話、少しわかりにくかったのではないかと思います。僕は神秘的な理由があって今の組織ができているにちがいないと考えているのですが、そんなはずはないと思う人もいるでしょう。そこで、話を現実寄りなものに置き換えてみようと思います。

理念の具現化

人間は幼い頃から今日まで、無数の意思決定を繰り返しています。意思決定=選択によって、今の自分ができている。自分が今所属している会社も、自分の結婚相手も、自分の意思決定によるもの。さらに言えば、自分の今の知識レベル、仕事能力、役職、収入、友人関係、コミュニケーション力、人間力……といったものも、自分のこれまでの意思決定によって得てきたもの(または得られなかったもの)ではないかと思います。先天的な理由もあるかもしれませんが、多くは自分の選択と行動の結果といえます。
 全国には約560万の事業所があります。減少傾向にあるとはいえ、すごい数です。都道府県別では東京、大阪、愛知の順。北海道も多い。第6位。道内には23万社くらいあるそうです。
 もちろん、すべての事業所が求人活動を行っているわけではありません。けれども、会社員になるということは自分の人生において、非常に重要な意思決定なのだとわかるでしょう。道内に限っても、23万社の中から一社を選ぶことになるのです。さらにいえば、就職しないという選択もありますから、意思決定の幅はさらに広がるでしょう。
 就職活動を行っている人には、何らかの選択基準があるはずです。近年は売り手市場。年収や休日日数などを重視する人も多いでしょう。いくつかの基準があって、ふるいにかける。当然、自分のやりたい仕事や適性といったものがありますから、もっとも重要な選択基準は業種、職種でしょうか。人によっては、企業イメージを基準にする人もいます。勤務地が重要という人もいますね。
 目に見える基準だけでもさまざまあるわけですが、これに「理念」や「社風」といったものが加わってくることになります。
 僕の感じるところでは、我が社に集まってくる人たちの場合、理念と社風を重視する人が圧倒的に多い。他社はどうなのでしょう?

一概には言えないと思いますが、働く目的は「収入を得ること」だけではありません。我が社に入社しようと考える人の圧倒的多数は、そのことを理解して応募します。基本給の高い会社は世の中にごまんとある。そんな中、別な基準を持つ人が一定数います。
 外形的な好条件にはさほど関心を示さない人たち。関心がないわけではない。けれども、最大の関心事は別なところにあるわけです。
 それこそ、我が社の求めている人材ということになります。僕と同じタイプの人といってもよいでしょう。仕事を通じて自分の能力を高めたいとか、魅力的な作品を生み出したいとか、世の中によい影響を及ぼしたいといった願望。それらが収入、休日数、仕事の楽さ加減などよりも優先する。
 「最小の努力で最大の対価を得よう」という考えとは対極にある価値観。それを持った人を我が社は求めていますし、実際そうした人がかなり高い確率でやってくる。たぶん、わかっているのではなかろうか? 「最大の努力で最大限いい仕事をするほうが楽しい」ということを。しっかりわかっている人は一部かもしれませんが、そうした価値観に共感して我が社に入社するというパターンが多いと僕は想像しています。

「最大の努力」といったことは我が社の経営計画書にはひと言も書かれていません。努力を強要することも努力の大事さを説くこともありません。説いているのは「理想を求める」ことですね。ですから、経営理念についてはいつも考えていますし、社員の人たちには理念に沿った行動を求めています。
 僕の見るところ、だいたいみんな理念好きな人(そういう言い方はあるのだろうか?)が集まっていますね。会社全体に経営理念があるだけではなく、各部署には部門理念があり、我が社で発行する雑誌には編集理念がある。さらに、しゅん編集部には営業理念もあります。
 これだけ理念に囲まれていると、理念が自分の価値基準、行動基準となっていくもの。理念から外れた行動をしようとすると、ものすごく居心地の悪い感覚を味わうことになるでしょう。僕自身、そんな経験が何度かあります。理念には「自分の行動を縛る」という機能があるのではないかと思います。好き勝手に行動したのでは、世のため、人のため、自分のためにならないのです。
 その一方、理念の「理」は理想の「理」でもありますから、理念行動を重ねることで「なりたい自分」に近づくことになっていくでしょう。
 就職活動を行っている人は、このあたりを敏感に感じ取っています。意識的に……というよりも無意識のレベルで感じることが多いに違いありません。社風を気にする人が多いのはその現れ。
 理念が具現化したものが「商品」と言われます。理念が具現化したものにはもうひとつあるのではないかと思います。「人」ですね。理念行動するうちに、目に見える人格となっていく。理念行動を重ねた人は、経営理念そのものといった雰囲気を醸し出すようになっていくものです。そして、そうした人が集まると「社風」が形成されていくことになります。
 我が社はまだまだ道半ばといったところにありますが、理念を商品と人の両面から最高の会社にしていきたいと考えています。

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