
おはようございます。
午前9時15分、中小企業家同友会とかち支部事務局次長のK氏とともに企業訪問。会員企業2社、未会員1社。帰宅すると、スロウ編集会議が行われていた。僕は書斎で講義の準備。午後1時15分、帯広市立緑園中学校へ。1時半、2年生に向けて講義を行う。4時頃帰宅。5時40分まで事務的作業。7時、とかちプラザへ。経営指針研究会「同窓会」。数年前に修了したD氏とO氏による事例報告。9時終了。サツドラに立ち寄ってから帰宅。
コミュニケーションとリフレーミング
緑園中学校での講義テーマは、「働くために必要なコミュニケーションスキル」というものでした。僕を知る人からすると、およそ僕らしくないテーマと思うことでしょう。まったくその通り。ですが、どちらかというと得意な人よりも不得意な人のほうが教えるのに向いている。僕はそう確信しています。
どうしてそう言えるのか? 答は明白。苦手意識を持っている人のほうが「どこで苦労するのか」よくわかっているからです。もともと得意という人は苦労するポイントがわからないことが多い。理想的なのは、苦手意識を持っていた人が何かをきっかけに得意に転じたようなケース。このタイプが語り手としてもっとも適していると思います。
僕の場合、写真の撮り方を教えるのは非常に苦手。なぜなら、初めて写真を撮ったとき「得意だ」と感じたから。一方、文章を書くときは今でも頭の片隅に苦手意識が残っている。文章が苦手な人が何に悩んでいるのか、よくわかるんですね。同様に、プレゼンや講演の効果的なやり方についても人に教えることができます。20年前まで、僕は極端に苦手だったからです。人前に立つと脚が震えるほど話すのが苦手だった。それが2002年、180度ガラリと変わりました。劇的なまでに苦手が得意に変化した。人生における一大革命でした。
緑園中学校では昨年も講義を行っています。2020年2月26日。道内小中学校に休校が要請された前日。大変な状況の中での講義でした。今年は緊迫した雰囲気ではありませんが、前年同様マスクをしながらの講義。このスタイルに慣れつつありますね。息苦しさは感じるものの、特に話しにくいとは思わなくなりました。
さて、テーマであるコミュニケーションスキルですが、テクニック的なものはさほど重要ではありません。相手に対して純粋に関心を持つ。そして、コミュニケーションの目指すところは「相手を素晴らしい気持ちにさせる」こと。そのためにリフレーミング力を発揮させる。人や出来事を別な角度から捉え直すということですね。これは大人になっても上手にできない人がいるものです。
中学生の頃から意識してリフレーミングを習慣化すると、社会人になる頃にはリフレーミングの上級者になれるに違いありません。相手の視点、あるいは第三者の視点から物事を観察する。そうすると、別な風景が見えてくる。自分自身に対してリフレーミング力を発揮すると、自分の知らない自分が見えてくることもあるでしょう。人や物事に対する解釈の幅を広げることができれば、自然とコミュニケーション力はアップする。話術が巧みであるといったテクニックはさほど重要ではありません。
中学生の頃は子供の部分と大人の部分が入り交じっているものです。アンバランスな自分を感じてる生徒が多いのではないかと思います。40数年前の僕も、平静さを装ってはいましたが不安定でした。たぶん、リフレーミングという概念はなかったはず。リフレーミングを意識するようになったのは、高校に入り、写真を撮るようになってからのこと。写真の撮影はリフレーミングの連続。写真には限りませんが、自分や他人、そして目の前で起こる現象を別な角度から捉え直してみる。そんなトレーニングを中学生のうちから積んでほしいと思っています。
