
おはようございます。
午前8時半、朝礼。この日の部門発表は月刊しゅん編集部。9時40分出社。中小企業家同友会とかち支部経営指針委員会6名の方々が来社。しゅんの編集会議を見学&質疑応答。10時45分、別室で意見交換。12時10分帰宅。2時帰社。会社で仕事をしようと思い、ノートPC2台をリンクケーブルでつなげる。使い勝手は悪くないが、目を酷使しそう。4時半帰宅。7時、清水町のハーモニープラザへ。中小企業家同友会とかち支部11月例会。第12回地区会交流会を兼ねたもの。報告者は鹿追町長の喜井知己氏。「ゼロカーボンシティの実現で次の100年も持続する町へ」というテーマだった。講演60分。後半は質疑応答と意見交換。9時終了。10時頃帰宅。
ゼロカーボン気運
テレビや新聞でCOP26(第26回気候変動枠組条約締約国会議)の様子を見ると、脱炭素への道のりは険しいと感じてしまいます。国益がぶつかりあう。持続可能な社会を目指すという点では一致しているものの、対立、意見の相違が目立つ会議となりました。国主導で地球環境をよい方向へ向かわせるのは困難ではないか、と思ってしまいます。
むしろ、市民、地域企業、自治体が先駆的な取り組みを同時多発的に行っていき、ムーブメントをつくっていくことが重要ではなかろうか? 喜井町長の講演を聴いて、そのような考えをいっそう強く持つようになりました。
鹿追町は今年3月、「2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティを目指す」と宣言。脱炭素による地方創生という方針を打ち出しています。具体的な取り組みとして、鹿追町ではバイオマスエネルギー、太陽光発電、水素ファーム実証事業等を行っています。こうした取り組みは、昨日今日始めたものではなく、SDGsが採択されるずっと前から始まっていました。
大規模な設備投資と維持費がかかる事業。それだけに町ぐるみの取り組みにしていく必要があります。鹿追町ゼロカーボンシティ推進協議会を立ち上げ、「ゼロカーボン気運」を高めているとの話でした。この「気運」が重要ですね。町全体が「やらなきゃ」という気持ちになること。これは自治体でも民間企業でも同じこと。そっぽを向いている人が大勢いると、できることでもできなくなってしまいます。
おもしろいなぁと思ったのは、大規模な取り組みを進める一方で、「ライフスタイルの変容」に焦点を当てたプロジェクトを行っている点。例として、町の全職員に「徒歩・自転車通勤」を推奨しているとのこと。町長自ら徒歩通勤を実践しているそうです。資料には「脱炭素×健康増進×経費節減」とあります。「年間5トンのCO2削減」という目標も書かれていました。
ライフスタイルの変容は鹿追町に限らず、僕らのまわりで静かに進みつつあるのではないかと思います。急速に変えることは困難ですが、ライフスタイルを段階的に変えていくのは可能でしょう。実際、我が社で行われている「個人のSDGs実践目標」を見ても、着実な変化が見られます。生活の質を落とさなくても、脱炭素に向けた取り組みは可能ではないかと思います。
重要なのは、意欲が持続するように、成果を見える化することでしょう。鹿追町の余剰熱活用事業は実にわかりやすい見える化だと思いました。余剰熱活用でつくられたハウス野菜やマンゴー。それに、チョウザメの養殖。養殖から8年経ち、これからはキャビアの商品化が期待できそうです。ゼロカーボンに取り組むことで産業振興にもつながる。こうした目に見える成果を共有することで「ゼロカーボン気運」が高まっていくのでしょう。
このような考え方、取り組み方は、我が社にとっても非常に参考となるものです。地域企業は経済効率を考えつつも、「持続する地域」となるよう自社でできることを最大限行っていかねばなりません。その気運を高めるには、取り組むことで得られるメリットを見える化することでしょう。昨日のとかち支部例会は大変示唆に富んだものとなりました。
