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北海道の仕事と暮らし137 第2回忘年会

北海道の仕事と暮らし137 第2回忘年会

おはようございます。
 午前中はひたすらパソコンに向かう。写真セレクトと文書作成。午後1時半、来客。3時半帰宅。4時、全国ぷらざ協議会ZOOM勉強会。終了後は忘年会の準備。6時過ぎ、初対面も含め、8名の方々が集まった。位置づけとしてはご近所様との忘年会。だが、遠方の方が多数。「ご近所村の仲間たち2021」と命名したが、スロウ村ほどのインパクトは感じない。ともかく、10名でスタートし、9時過ぎには上士幌から戻ってきたという2名が参加。途中、M井氏が持ち込んだDVDを全員見入った。忘年会ではあるが、実に真面目な会だ。10時半頃、お開きとなった。

北海道らしい暮らし

そういえば、「北海道の仕事と暮らし」というテーマで書くのは久しぶりのことです。このところ、北海道らしい暮らし方をしていなかった。そんな気がします。何が北海道らしいのか? それを知っているのは案外、道外の人、または移住者かもしれません。
 昨日の参加者はUターン者、移住者、十勝と関わりの深い道外の人……といった構成でした。本当の拠点がどこなのか、よくわからない人もいます。いずれにせよ、大なり小なり、外からの視点を持っている。ここがおもしろいところ。僕は帯広で生まれ育ったためか、まだ十分には十勝の魅力を感じ取っていないところがあります。ただ、その分、半世紀以上前の「記憶の中の風景」と照合しながら十勝の風景を味わうという楽しみ方を持っている。新鮮さを味わうか、記憶とのギャップを味わうかの違い。どこを訪れても、どこに住んでも楽しみ方はあるものです。
 昨日はいかにも飲みそうな人たちの集まりでした。木曜だったので、僕はハイペースにならないよう飲んでいました。しかし、「旅のはじまりのビール」から始まり、日本酒、ワインがおいしすぎた。これで十分と思いきや、M年氏が秘蔵のミード(蜂蜜種)を投入。取材で購入したものですが、実際に飲むのはこれが初めて。このミードが関係する原稿を書き終えたためかもしれません。酒の旅がはじまって4時間が経過していました。
 自宅に大勢集まって食事会または飲み会をする。これはけっこう北海道らしいかもしれません。東京でもそのようにして飲んだことはありましたが、やはりどこか窮屈さを感じていたと思います。終電を気にしながら飲む。もはや、そういう生活に戻ることはないでしょう。
 北海道らしいといえば、昨日の食材にはめずらしいものがいくつかありました。バナナ牛のローストビーフは我が家の食事会の定番ですが、道外の人はきっと初めてでしょう。僕が語ることのできる数少ない食材のひとつ。一番レアだと思われるのは、自宅で収穫された秋のフキノトウを使ったふき味噌ですね。これがおにぎりの具として入っていた。あとは十勝スロウフードのソーセージ。前回忘年会ではノースプレインファームのソーセージが使われました。なかなか手に入りませんが、ちゃんと探せば安心安全なソーセージがあるものです。
 ふだんはジャンクフードを食べることもあるので、そのギャップに驚かれることがあります。僕の食の守備範囲は広い。しかし、道外の人がやってきたり、会社の食事会となると、北海道らしい食材をできるだけ使うようにしています。そのように「スロウなお買い物」の通販を活用することが多い。さすがに17年も北海道じゅうを取材していると、本当によいと思われるものに出合うものです。酔ってしまうと何でも一緒という感じになってしまいますが、きっと体のどこかで感じ取ってもらえたに違いありません。
 ここ数年、十勝の関係人口がやけに増えている。そんな気がします。ほぼ毎月十勝にやってくるという人も少なくありません。もう一歩で二拠点生活者でしょう。そうなると、半分はもう十勝人ということになります。我が家で開催される食事会にいつ加わってもおかしくない。会社の食事会はコロナ禍により2年近く開催されていませんが、速やかに再開したいところです。4年くらい前、我が社の食事会にゲスト参加したM山氏は、今では我が家の隣人。会社や地元の集まりにゲスト参加する人が出てくると、お互いに刺激があってインスピレーションが生まれるのではないかと思います。

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