
おはようございます。
朝のうちに資料の準備。10時半出社。大学生6名と帯広市のW氏が来社。当社の事例や活動内容を伝える。午後1時半からは中小企業家同友会とかち支部事務局員のK氏とともに未会員企業訪問。2社と話をすることができた。6時、和食なかもりへ。帯広ロータリークラブ第1回情報集会第6組。参加者は10名。テーマは一つだが、話は多岐にわたった。9時過ぎ帰宅。
クリエイティブな会にするために
今週は忘年会2回、講師を囲む会と情報集会が各1回。4回の懇親会に参加しました。これほど立て続けに懇親会に参加したのは数年ぶりのこと。2年に及ぶコロナ禍により、肝臓が復調してきたのかもしれません。今年の忘年会はあと1回か2回。感染防止に加え、飲み過ぎ、食べ過ぎにも要注意です。今のところ、飲んだ翌朝の調子は悪くない。
4回のうち1回は我が家で開催した忘年会でした。年末だから忘年会という名称ですが、他の月に開催されたなら、「飲み会」だったのか「食事会」だったのか。一昨日は間違いなく前者でした。かなりの数の空き瓶が並びました。これはお酒の本数としては、我が家で開催した飲み会で最多といえます。
我が社の社員と行う場合は、飲み会ではなく、食事会となるのが通常。この場合は、空き瓶ではなく、空き缶が並ぶ。それもノンアルコールビール、ノンアルコールカクテルといった類いの飲み物。みんな車で帰っていきますから、お酒を飲む人はごく少数。隣のクナウハウスの住人か車で送ってもらえるような人。僕の観察ではお酒を飲んでも飲まなくても構わないというスタンスの人が多いように感じます。
お酒を飲んで話がどんどんクリエイティブな方向へ向かっていく人。こういうタイプの人と飲むとおもしろい。我が社で行う食事会でも、クリエイティブな談義となる可能性があります。それはストーリー性のある食材を使った料理が並んだとき。味の違い、素材の違いがわかる人が参加していると、そこから創造性が発揮され、話がおもしろくなっていく。食事会がおもしろくなるかどうかは、素材と料理に加え、参加者の感性がポイントとなるでしょう。感性ではなく、素材・料理に対する知識でカバーしている人もいます。
お酒の場合も同様なようです。一昨日もそんな感じでした。乾杯は「旅のはじまりのビール」。これは言うまでもなくストーリー性十分。味も折り紙付きです。次は日本酒。僕はラベルを観察するタイプ。反対に、何も見ず、酒の味わいに集中する人もいます。一昨日のお酒はどれも素晴らしい味でした。何かしらの感想を述べていた人が多かった。僕も4種類か5種類のお酒をしっかり味わいました。お酒の個性は人間の個性に近いところがあるな……などと考えていました。
酔うことが目的ではなく、味わうことがお酒を飲む目的になっている。僕自身、年を重ねて味わい方が変わってきました。これまで、飲み会と食事会を区別して考えていましたが、両者の間にさほど境界線はないということがわかってきました。食事会(あるいは飲み会も)の真の目的は「心から互いをわかり合うこと」または「クリエイティブな会話の中からインスピレーションを得ること」でしょう。社外の人と飲むときには、それが可能な人を誘う(または誘われる)ため、比較的高い確率で目的を果たすことができます。
一方、社内での食事会の場合は、クリエイティブな会話が苦手という人もいるでしょう。それでもじっくり料理を味わってもらえるとありがたい。僕は星空を眺めて無言でお酒を飲むといった味わい方をしたいと思っています(そんな機会は滅多にありませんが)。代わりに、目を閉じてローストビーフや白カビのサラミを味わうのもよい。12月17日放送のトカチェキRADIOにゲスト参加したとき、次の食事会で味わうべきものは何なのかが明確にわかりました。口に入れた瞬間、心のどこかにスイッチが入ったような感覚が得られる食べ物。僕らは味覚を入口に、クリエイティビティを取り戻す必要がありそうです。