高原淳写真的業務日誌 > 経営指針の話 > 経営指針の話90 それぞれの経営指針研究会

経営指針の話90 それぞれの経営指針研究会

経営指針の話90 それぞれの経営指針研究会

おはようございます。
 朝はロータリーの報告書を作成。午前9時、個人面談。ZOOMで行う。10時から原稿の仕上げにかかる。午後1時、中同協経営労働委員会1日目。リアル参加なら1泊2日の東京出張となるが、ZOOMで参加できる点がありがたい。1日目前半は報告、協議、審議事項。後半は事例報告とグループ討論。企業変革支援プログラムの話と広島同友会、豊田克浩氏の事例報告。グループ討論は90分。各地域の経営指針成文化実践運動について意見交換が行われた。4時45分終了。7時、再びZOOMをつないで、帯広ロータリークラブのクラブ協議会に参加。リアル参加予定だったが、コロナ感染拡大により、ハイブリッド開催に変更されていた。議題は各委員会の中間報告。8時終了。

やさしさか厳しさか

2019年度をもって全道経営指針委員長を退任したため、中同協経営労働委員会とは少し距離を置いていました。しかし、2020年2月からのコロナ禍により、オンラインで委員会やイベントが開催されるようになった。ZOOMをつなげば、簡単に参加できる。開催案内が届くと、そのたびに参加しようかどうしようか、迷ってしまいます。迷ったら、基本的には「参加」ですね。
 北海道の経営指針成文化運動と他の都府県との運動には、かなり違いがあると思っています。各県によって、それぞれ違いがある。道内各支部の経営指針研究会(支部によって名称は異なる)にも違いがありますから、県が違えばなおさらでしょう。違っているからこそ、グループ討論で得られる情報には貴重なものがあります。
 他支部のことはわかりませんが、中小企業家同友会とかち支部で開催されている経営指針研究会は、実に手厚いサポート体制となっています。たぶん、道内で一番といってよいのではないでしょうか。これほど親切かつ熱心にサポートされる経営指針研究会は他にありません。他の都府県の研究会は親切さよりも厳しさに力点が置かれる傾向にあります。ということは、とかち支部の経営指針研究会は全国一、親切で手厚いサポート体制と言ってよいのかもしれません。
 それが本当によいことなのかどうかは別問題。とかち支部は独特の経営指針研究会運営体制と整えてきました。僕が支部の委員長を退任した後から、サポート体制がどんどん充実していったように感じています。これは経営指針研究会のひとつの発展系。そう考えてよいでしょう。
 とかち支部とは対極の路線を突き進んでいるところもあります。むしろ、そのほうが本流と言えるのかもしれません。昨日のグループ討論の中で「これは厳しい」と思うような研究会(他県では名称が異なる)の事例が語られていました。
 僕が衝撃を受けたのは、「宿題未提出だと、問答無用で出席停止となる」という報告でした。これにはビックリ。ちなみに、受講料の返金もなし。出席停止になった人は翌年の開催まで待たなければならないそうです。別な県では、課題提出をしないと「何でここに座っているのか」と責められる、という話もありました。どちらも厳しい。しかし、よく考えると、単純に厳しいだけではなく、これもある種のやさしさと言えるのでしょう。とかち支部の研究会について話すと、「過保護ですね」とサラリと言われてしまいます。
 本当のところどちらがよいのか。僕は「どちらもあり」だと思っています。最初から覚悟を決めて、経営指針研究会に入って経営指針を成文化しようという人は少ない。受け身的な参加の仕方から始まり、次第に熱を帯びてくるものです。とかち支部の場合、委員やサポーターが熱心ですから、その真剣さが伝わって研究生も本気になっていく。全員がそうなるというわけではありませんが、そのような環境の中で経営指針成文化ができるのはよいことに違いありません。厳しくてもやさしくても、目指すところは同じ。昨日のグループ討論の中でも出てきた言葉ですが、重要なのは「自己姿勢の確立」と言ってよいでしょう。

〒080-0046 北海道帯広市西16条北1丁目25
TEL.0155-34-1281 FAX.0155-34-1287

高原淳写真的業務日誌