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門外漢の原稿作成技法第56回 2つの執筆方法

門外漢の原稿作成技法第56回 2つの執筆方法

おはようございます。
 朝は社内報原稿。7時半完成。担当者に送る。9時半、自宅で2本続けてミーティング。午後は校正作業、調べ物、事務的作業等。一山越えた感じがする。が、次の山が近づいている。5時半には仕事を終える。

「ブログ」か「書けるところまで書く」か

今年に入ってから精力的に本を読んでいます。1ヵ月弱で7冊。僕としてはハイペース。ですが、これには訳があります。すべて、電子書籍で読んでいるのです。
 電子書籍には2種類あります。紙の本を電子書籍にしたもの(または紙と電子同時発売のもの)と電子書籍でのみ販売されているもの。前者は紙の本と中身は同じ。普通に読むと、紙の本と同じ程度の時間を要します。Siriを使って読み上げても、同程度かむしろ時間がかかる。2倍速で読み上げるよりも目を使って読むほうが速く読めるものです。
 電子書籍でのみ販売されている本はどうか? 紙の本のような制約がない分、実にさまざまな種類の本がある。「本」というより、小冊子、パンフレットではないかと思うようなものもあります。今年に入ってから読んだ本7冊のうち、3冊はそんな感じの本でした。今朝読み終えた本は、たぶん1万字くらいでしょう。1行アキがやけに多く、ブログをそのまま本にしたという感じ。それでも、僕としてはほしい情報が入手できたので満足しています。必要な情報を電子書籍でサクッとインプットする。そんな読書スタイルもありだと思います。
 僕はこれから電子書籍を1冊つくろうと思っているところです。期限は2月末。ですが、体裁を整えたり、登録のことを考えると、実質3週間と考えるほうがよさそうです。原稿づくりに18日間、推敲に3日間といったところでしょうか。1日3000字ずつ書き進めていけば18日で5万4000字。分量としてはこのくらいかな?
 1日3000字というのはなかなか大変そうです。これまで出版した本は4冊ともブログをまとめたものでした。最初に章と小見出しを考え、ひとつの小見出しに対して1000~1500字ずつ書いていくというもの。7つの章それぞれに7つの小見出しを設定すれば、49の文章です。これを毎日ブログで書き続ければ、2ヵ月かからず一冊の本の原稿ができあがる。
 今回は49日ではなく、18日での完成を目指すため、別なやり方を考えねばなりません。ブログで少しずつ書くのではなく、一気に書けるところまで書く、というやり方になるでしょう。これは毎年正月に作成している「年頭にあたって」の文章に近い書き方。1万7000字を2日か3日で書き上げる。1日目はスピードが上がらず、2日目に1万字以上書くことが多い。1万字以上書く日を3日設けることができれば、さほど困難ではないはず。
 加えて、これまでブログで書きためてきた話のストックが多数ある。ここが僕のちょっとした強みといえます。関係ありそうなものをプリントアウトしました。その中の半分くらいは使えそうな気がします。
 一から本を執筆するのは、誰にとっても大変なものでしょう。地道に少しずつ書きためていく。それ以外の方法を僕は知りません。もっとも確実と思っているのは、ブログを使って、1日1000~1500字ずつ書いていくというやり方。もっと少ない字数でも構いません。過去に書いたものを後から活用できるように保存しておくことが重要です。この点、ブログがもっともすぐれていると思います。
 学生の頃は、小型のノートを持ち歩いてジャズ喫茶に入ると1~2ページくらい文章を書いていました。文章と呼べるようなものではなく、アイデア、イメージの断片だったと思います。そうしたノートも引っ越しに紛れて行方不明となってしまいました。やはり、手書きでは活用しにくい。ブログという資産を大いに活用すべきですね。

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