
おはようございます。
午前9時40分出社。N氏、A氏とともにN社へ。目的はあるシステムとその機器について教えてもらうことだった。疑問の多くが解消された。と同時に、我が社の課題と共通するところがあるな、と思った。既存のシステムに新たなシステムを加えようとすると複雑になる。きっと、これはどの業界でも起こっていることなのだろう。10時半帰宅。帰宅後、ロータリーと同窓会関係の作業。午後は原稿一筋……と思いきや、またしても別件が飛び込んできた。資料を読み、操作を試してみる。そして考える。気づくと、原稿執筆脳ではなくなっていた。このパターンが最近多い。
28年前の光景
この光景、以前にも見たことがある……。9時50分、N社へ向かう車の中で、僕はふと過去の出来事を思い出していた。それは、28年前。最初は人助けのようなところから始まった。実際、その人からは感謝され、ホッとした表情で自分の生まれ故郷に戻っていった。だが、僕らは余計なことに足を突っ込んでしまった。その結果、重荷を背負うことになった。それだけならまだしも、その1年後、輪をかけて余計なことを始めることとなり、余計だったのかどうか今となってはわからないが、苦労が数倍に膨らんでいった。僕らの人生の方向性も大きく変わることとなった。
考えてみると、こうした一連の出来事が今の自分につながっている。たぶん「余計なこと」がなかったら、僕はソーゴー印刷に入社しなかったに違いない。もっと楽な、言い方を変えれば安易な生き方になっていた可能性が高い。きっと、人生のどこかの時点で足をすくわれることになったはず。余計なことに足を突っ込んだおかげで、足をすくわれなかった。結果的に、僕は救われたと考えるべきだろう。
車で移動中の10分間の中で、過去に見た光景が10倍速くらいで脳裏に映し出された。そして、また同じ世界に飛び込もうとしている自分がいる。前回と異なるのは、「こうすればうまくいかない」という情報がすでにインプットされていることだった。しかも、この28年の間にシステムが格段に進歩している。1990年代には防げなかったミスも、今ならたぶん100%防止可能だろう。同じように見えるが、同じでないことは明らかだった。
前回と一番異なっているのは、チームの顔ぶれかもしれない。28年経っているから人が違うのは当然だ。前回メンバーは楽しい若者ばかりだったが、目指す方向はバラバラだった。今回は理念とビジョンを共有している人の集まり。ブレはないと思われる。したがって、取り扱う商品も一貫性のあるものとなるに違いない。
1990年代の僕の最大の失敗は、「自分の好きではない商品を売ろうとしていた」ことだった。当時の若手スタッフは本当に好きだったようで、自分でも買っていた(たぶん卸値で)。僕は好きではなかったので、力の入り具合が妙な感じになっていた。一生懸命働くのだが、熱中していない自分がいた。いつしか、雑誌・広告の仕事は全体の1/3くらいになり、本業ではない仕事が本業化していた。思い込み力を発揮して、好きではない商品の制作・製造・販売を好きになろうとした。これは不自然なことであるため、体調不良に悩まされるようになっていった。
頭の中で、前回の失敗要因を一通り洗い出してみた。人の問題、システムの問題、商品の問題、プロモーションの問題、利益管理の問題。この5つかな? 前回は5つすべてに欠陥があった。始める前に勉強しておけば失敗するはずのないことまで失敗した。
これらの失敗は当然、今回に生かされることとなる。だが、28年経って、世の中はずいぶん変わってしまった。基本は変わらないのかもしれないが、やり方はガラリと変えていかねばならない。この点、若手の人たちの持つ知識と技術が鍵となる。
