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第20回 自由になるために

第20回 自由になるために

おはようございます。
 昨夜、中川町から戻ってきました。道北はやはり遠い。眠気、眼精疲労と戦いながら無事到着。
 昨日はとてもパワフルなご夫妻を取材させていただきました。午前中はパークゴルフ、午後は創作活動。創作活動のほうは趣味的なものではなく、道内、道外のイベントに出展し販売している。今年の「スロウ村の仲間たち」にも出展していただけるとのこと。60代、70代をこのように活動的に生きていくことができれば、充実した人生になりますね。やはり、最後にものを言うのは健康かな……。

自由の先取り感覚

みんな努力と苦労を重ねて生きていると思います。「自分は努力していない」と言うような人であっても、努力&苦労から逃れることはできない。根っからの怠け者という人はいないのではないかと思います。生きていくために、努力して成長しようとする。人間だけではなく、生き物はみんなそのようにしているはず。
 人間の場合、何のために努力しているのかというと、たぶん「自由になるため」ではないかと僕は考えています。もちろん、理由は他にもあるでしょう。「豊かになる」とか「世の中の役に立つ」といった答も考えられる。さまざまな答をすべてひっくるめると、「自由になる」という言葉に集約されるのではないでしょうか? 
 豊かになるというのは、経済的自由を得ること。人の役に立つには能力的に自由になる必要があります。会社の中で伸び伸び楽しく働くには、自由な雰囲気の社風づくりをすることが求められます。そして、老後を活動的に生きていくには、体力的に自由であることが欠かせません。
 今朝起きて考えたことは、「能力」「金銭」「社風」「体力」の4つの面で、僕らは自由になる必要があるのではないかということでした。「社風」という言葉は「人間関係」に置き換えても構いません。
 これらの面で自由になる必要がある……。ということは、今現在、僕自身が若干不自由なものを感じているということに他なりません。
 この4つはいずれも努力と苦労の末に得るものといえるでしょう。努力なしに得られるものは、たぶんひとつもない。その中でも「能力」だけは、自分ひとりの努力にかかっているといってよさそうです。よき指導者に恵まれるという幸運もあるでしょうが、自分の成長意欲と継続的努力なしに能力が得られることはありません。
 もっとも努力が求められるものが「能力」。他の3つは外的要因が関係するものもあれば、もともと備わっているものだったりします。ただ、人生の後半から終盤においては、どれも努力の積み重ねの結果ということになるでしょうね。昨日の取材ではそのことを感じずにはおられませんでした。

自由というものは「すでにあるもの」ではなく、「努力して手に入れるもの」という捉え方をすべきでしょう。と同時に、「すでに自分は自由なのだ」という感覚を持つことも大事。一見対立しているように見える両方の考えを、自分の中に矛盾なく共生させるべきではないかと思います。
 自分の中に存在する不自由感を含めて、「自由である」と考える(または感じる)。
 ややこしい書き方になってしまいました。「今はそれができないが、いずれできるようになる」と書いたほうがわかりやすいでしょうか。努力し続けている自分は、自由に向かって近づきつつあるという状態。「自由」という感覚を一足早く味わったとしても、誰も文句を言う人はいないはずです。
 自由を先取りすることで得られるメリットは大きいのではないかと思います。
 実際に手に入るまでは「不足感に支配されたまま」という人もいます。人間の感覚としてはこのほうが正しいのかもしれません。けれども、自由を先取りすることで、充実感や喜びが得られるのであれば、感覚の正しさに支配される必要はないはずです。よく「旅行の楽しみは計画を立てること」といった話があります。それと同じで、自由というものも実際に手に入る前の想像している状態が一番楽しいのかもしれません。

会社組織の目指すところは、やはり「自由になること」です。能力、経済、社風、健康といった面での不自由をできるだけ取り除きたいと考えています。これはどんな企業の経営者も同じでしょう。やり方はさまざまですが、どの企業も自由を求めて努力を積み重ねています。
 僕がいつも考えているのは、この4つのバランスについて。僕は油断すると「個人と組織の能力が高まれば、他の3つの課題は自然にクリアできるのではないか?」と考えてしまうことがあります。ここ数年、いえ、もっと前からでしょうか。能力(この場合は仕事力)向上だけでは解決できないハードルがあるということを強く感じるようになってきました。
 たとえば、みんなが快適に過ごすことのできるようなオフィス空間といったようなこと。我が社はまだまだ快適とはいえない状態(特に夏場は)。社風の面では18年前から着実によい方向へ向かっていると思いますが、まだまだクリアすべき課題は多い。
 こうした数多くの問題や課題に対して、「不自由感に支配される」か「自由を先取りする」か、一人ひとり感じ方が異なることでしょう。感じ取り方には選択の自由があります。できれば、我が社のみんなには後者を選んでほしいと思っています。
 現実には至らない点がたくさんあるものの、よい方向へ向かっている。そこを肯定的に捉えることができれば、自由な感覚が得られるようになっていき、毎日を楽しく過ごすことができるものです。豊かさマインドを持つか、欠乏マインドを持つかの違い。
 とりわけ、新入社員に近い人の場合、「能力面ではまだまだ不足状態にある」わけですから、マインド面での自由を早い段階で獲得しておくべきではないかと思います。自由な状態に向かって、自分は成長している。その感覚を持つことが重要なのです。

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