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仕事観について117 助けられる力

仕事観について117 助けられる力

おはようございます。
 午前9時、ZOOMミーティング。10時からはスロウ編集会議。午後2時頃、自宅にA氏がやってきて、電子書籍の登録作業を行う。ペーパーバックの登録も含め、自分では困難と思われる作業があっという間に完了する。3時からはスロウの商品撮影。思ったよりもカット数があった。6時夕食。6時半、全道経営指針委員会。8時半終了。

能力と能力の交換

SDGsとDXの時代である。多くの地域企業は、SDGsという言葉が使われる前から、ずっとSDGsに近い考えで自社を営んできたはずだ。「自社だけがよければいい」という考えでは長くは続かない。地域の中の自社であり、その考えを発展させれば、世界の中の自社ということになる。当然、持続可能な経営とはどのようなものか考える。
 DXはSDGs経営を推進するため今後不可欠となる仕組み、及び考え方ではないかと思う。「ITの浸透が人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させる」(2004年、エリック・ストルターマン)というのがもともとのDXの定義。
 経済産業省は「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」と定義している。一般にDXという場合、ビジネスモデルの変革を指すことが多い。だが、その先には「よりよい方向への変化」がある。「競争上の優位性」が目的ではない。
 SDGsはあらゆる年代の人たちが17の目標に向かって、それぞれテーマを持って取り組むことができるはずだ。一方、DXについてはやはりデジタルネイティブ世代が主役となる。僕も向上心を持ってデジタルスキルを高めようと意識しているが、新しい能力を身につけようとすると途方もない時間を費やすこととなる。したがって、具体的な技術の習得にエネルギーを注ぎ込むよりも、「概ねどういうものか」を把握することのほうが重要と考えるべきだろう。
 たぶん、電子書籍に関係する事柄については、僕でも習得できるに違いない。これは出版とDTPの知識があるためだ。だが、デジタルネイティブ、とりわけZ世代の人たちはあっという間にマスターしそうな勢いだ。変な競争をするよりも、Z世代の協力を仰ぎながら、自分の実現させたいことを形にしていく。そんな協力関係を築くことが望ましい。
 電子書籍以外のジャンルでは、「身につけよう」という気持ちが起こらないほど、技術の高度化が進んでいる(僕が遅れているというべきか?)。もちろん、僕と同世代の人たちの中にもデジタルスキルの高い人は大勢いるが、デジタル脳になりきれない多くの人は、いかにZ世代から力を借りるかが鍵となる。
 今の時代は、複雑化と高度化が進んでいる。デジタルに限らず、さまざま力を他者または他社から借りる必要があるだろう。
 重要なのは「助けられる力」である。そのためには、2つの鍵があると考える。ひとつは「助けたくなるような自分」をつくること。もうひとつは「人を助けられる何らかの能力」を持つことだろう。何10年も仕事をしていると、人の役に立つことのできる能力のひとつやふたつは持っているはずだ。その能力に磨きをかけ続けなければならない。能力と能力の交換ができるのであれば、デジタル化がさらに進んでいったとしても心配はない。ただ、「デジタルで何を実現させるのか」がハッキリしていないと、DXの恩恵を受けられなくなってしまうのではなかろうか。「よりよい方向」がなんなのか、ビジョンを描く必要がある。

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