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写真家的業務改善行動89 忘却力

写真家的業務改善行動89 忘却力

おはようございます。
 午前8時半朝礼。9時出社。3つくらい用事を済ませる。10時、自宅でウェビナーを受ける。昼食をはさんで8時間。だが、午後6時前には同友会事務所へ行かねばならない。5時40分、最後の部分を残して出掛ける。6時、中小企業家同友会とかち支部幹事会。8時からは情報交換会。8時50分帰宅。

不思議な脳の働き

午前10時から午後6時。どこかなじみのある時間割だな……。そんなふうに思っていたら、今朝になって思い出しました。東京時代の会社の始業時刻が午前10時。終業時刻は一応午後6時になっていました。もちろん、6時に終わるということは滅多になく、夕食を食べて再び働くとか、逆に遅くまで仕事をして居酒屋で食べるというパターンが多かったと記憶しています。
 いずれにしても、午前10時から午後6時というのは、もっとも仕事に集中している時間帯。ここを丸々勉強時間に充てる。必然的に、その日やらねばならない仕事は、朝と夜に振り分けられる。僕は夜が苦手であるため、早朝に働くこととなります。
 先週は乗り越えられたものの、今朝はちょっと寝坊しました。しかも、2つも忘れていた用事があった。Slackでメッセージが送られてきていました。今日午前10時まで、どのように仕上げるのか? 少々焦っている自分と、どのように乗り越えるのか、楽しみに見物している自分がいます。時間に追われるたびに、「セカセカしている自分」と「のんびり見物している自分」、2つの人格を意識することになります。
 僕の忘却力は、生まれたときから一貫して持ち続けている能力(多くの人は能力と認めていませんが)。忘却力のおかげで救われた。そういう経験も何度かあるわけですが、日常的にはピンチに陥ることが多い。僕がピンチに陥るのは自業自得。問題は周囲の人が災難を被ることがある点。ここが忘却力の困ったところ。「これも能力のひとつ」などと、悠長なことを言ってはおられません。
 今回は、忘れないよう付箋紙にしっかり書いていて、パソコンのディスプレイの横に貼っておいたのに忘れてしまいました。忘れないよう付箋紙に書いて貼っておく。これは多くの人が実践している忘却対策だと思います。僕のような卓越した忘却力を保有する人間には、ちょっと通用しないようです。もっと強力な武器が必要。
 現時点で一番有効なのは、「自分へのメール」ですね。メールをチェックする回数を減らそう。いつもそう思っているのですが、ちょっとした隙間時間にメールを確認することが多い。Slackは開かない日があるので、半日か1日程度レスポンスが遅れる傾向にあります。メールの場合、返事が遅れることはありますが、忘れていたことを思い出すにはもっとも効果的なツール。夜眠る前、真っ暗になってから自分宛にメールすることもある。件名にキーワードだけ打ち込み、送信すると、安心して眠ることができます。
 記憶力抜群の人にはあり得ないような忘却事件、エピソードが僕には山ほどあります。決して自慢できるものではありませんが、今日までこのように生きてこられたわけですから、僕の忘却力にも何らかの意味と価値があるのでしょう(「ない!」と断言されそうですが)。
 過去の忘却事件は、僕の人生にとって忘れられない出来事として鮮明に記憶に刻まれている。忘れたことが忘れられない。忘却というのは、実に不思議な脳の働きといえます。忘れることで、人生に意外な彩りが加えられることがあるものです。この感覚、忘却力の乏しい人にはちょっと想像がつきにくいことでしょうね。

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