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紙の本と電子書籍40 局所的電子書籍熱

紙の本と電子書籍40 局所的電子書籍熱

こんにちは。
 2日連続、ブログの更新が遅くなった。これだけ時間を置くと、前日何をしていたのか、正確に思い出すことができない。やはりブログは朝書くものだ。
 昨日は超早起き。正確な時刻は忘れてしまったが、朝のうちにたっぷり仕事をすることができた。8時半出社、ミーティング。9時半、中小企業家同友会とかち支部事務局員のM氏とともに未会員企業訪問。11時45分帰社。12時半、ノースランド。帯広ロータリークラブ例会。例会後、IM実行委員会。3時、帯広信用金庫。4時半帰社。ミーティング。6時過ぎ帰宅。自宅では別件のミーティングが行われていた。

局所的電子書籍熱

このところ電子書籍が熱い。だが、まだ十勝は冬であるためか、電子書籍熱で盛り上がっている気配はさほどない。
 ところが……である。今日、立て続けに「お客様の本『○○○○』がkindle ストアで購入可能になり、KDP セレクトに登録されました」というメールが届いた。何だろうと思って、Kindleストアから「クナウマガジン」で検索してみると、80件がヒットした。今日だけで6冊販売されたようだ。いすれも「スロウな旅北海道」だった。我が社の電子書籍のエキスパート、A氏の仕事と思われる。
 僕も今月から来月にかけて、書き下ろしの電子書籍を出そうと目論んでいる。すでに原稿はある。これを1冊はリフロー型、もう1冊はフィックス型で出す予定だ。すでに3月5日に2冊発売している。データの作り方はだいたいマスターしたと思う。あとは、忘れてしまわないように、定期的に制作・販売することが重要だ。2冊のうちの1冊は写真集だから、速やかに制作できるに違いない。
 文字主体の本に適しているリフロー型電子書籍をハイペースで出版できるかどうか。ここが僕にとって大きな課題となってきた。リフロー型電子書籍を作るには、一太郎が何といっても便利。ところが、社内に一太郎の使い手は3名しかいない。縦書きの電子書籍を出版するには、一太郎が欠かせない。なのに、我が社で一太郎は極めてマイナーな存在だ。使ったことがないばかりか、「一太郎」という言葉すら知られていなかったりする。僕はジャストシステムとは無関係だが、一太郎を広めるよう努めねばならない。電子書籍と一太郎の普及は同時に進めていくべきものだ。
 一太郎の使い手不足は、我が社のボトルネックのひとつ。この事実を認識している人は社内にほとんどいない。存在すら知られていないのだから当然だ。これは我が社に限ったことではなく、多くの同業者が同じような状態にある。一太郎のユーザーは、学校関係、一部の公的機関、作家、ライターに限られている。だが、特殊なソフトではない。むしろ、ワードよりはるかに使いやすい。
 一太郎の話はともかく、電子書籍はまだまだ夜明け前という状態にある。読み手は少しずつ増えてきている。問題は書き手のほうだ。電子書籍に興味があって作りたいという人もいるだろう。だが、作り方がわからないという人が多いのではなかろうか。横書きの電子書籍ならハードルは比較的低いが、僕はあまりおすすめしない。スピード重視、鮮度が求められる本は横書き、味わいながら読む本は縦書きで……。そんな棲み分けが進んでいくように思われる。
 先ほど、中小企業家同友会オンラインビジネス研究会電子書籍グループのミーティングが行われた。紙の本か、電子書籍か。立場によってスタンスは異なるが、3月5日のイベントに続いて、第2弾を企画することとなった。おもしろいことになりそうだ。

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