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電子書籍時代のシンプル文章術07 文章力よりコンテンツ

電子書籍時代のシンプル文章術07 文章力よりコンテンツ

おはようございます。
 朝起きると何となく熱っぽい。ブログを書き終えた頃には、明らかに副反応の症状が出てきた。頭痛と熱。体に力が入らなくなった。ひたすら寝た。ZOOM会議があったのだが欠席させてもらった。頭痛のつらさから逃れようと午後2時まで眠った。だが、すべきことがあった。2時間ほどパソコンに向かう。夕食はおかゆ。6時、中小企業家同友会とかち支部経営指針研究会総括報告会。パソコンの前に座って話を聴いているのが精一杯だった。9時15分終了。ふらふらになった。
 経営指針研究会は今期が第10期。10年前には、とかち支部で経営指針がこれほど盛んになるとは想像もつかなかった。暗中模索で始まった第1期からすると、今の研究会は驚くほど充実している。労使見解に基づく経営指針成文化と実践。これが同友会の王道だ。とかち支部にしっかり根付いたことを喜びたい。

文章力よりコンテンツ

「文章が書けない」と思っている人が実に多いですね。これは明らかな勘違いです。「完全無欠な文章が書けない」だけ。なぜそう断言できるのか? エビデンスがあります。
 当社では年頭に「800字レポート」を提出する習わしがあります。以前は出版・広告関係の部署が対象だったのですが、今年は全社員に提出してもらいました。すると……。全員ひとりの例外もなく800字のレポートを書いているのです。しかも、ちゃんとした文章になっている。予想されたこととはいえ、少しビックリしました。
 この事実からひとつの結論を得ました。それは「書けない」と思っている人は、「書く気がない」「書きたいことがない」「思うように書けず頭を掻いている状態」の3パターンであるということ。
 とりわけ、3番目の「思うように書けない」という悩みが大きいのではないでしょうか。自分に対して厳しすぎる人は、このパターンに陥りやすいと思います。「この言い回しで正しいだろうか」といちいち広辞苑で調べるようなタイプの人。正確性を期すのはよいことですが、そのたびに執筆が中断すると、何を書いていたのかわからなくなってしまいます。
 電子書籍を数多く読むと、「この文章レベルでよいのか?」と思うような本に出合うことがあります。誤解を恐れず、僕は「いいんです」と言いたいですね。大事なのはその人の文章力よりも、書かれている中身のほう。読者は完全無欠な文章を求めているわけではない。読むことで新たな知識を得たり、魅力的な考え方に触れたいと思っているのです。
 文章力に自信はない。けれども、自分の持つ知識や経験を人に伝えたい。そんな人こそ、本を出すべきではないかと思います。
 書けない人でも書けるようになる。それは当社で実証済みです。ひとつ補足すれば、「800字」という文字数に秘密があります。これが絶妙の長さ。ある程度まとまったメッセージを伝えることができ、その上、さほど苦もなく書くことのできる文章量なのです。
 それでも書けそうにない……という人には、とっておきの秘策があります。

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