こんにちは。
朝、早起きしたはずなのに、あっという間に出社時刻となってしまった。いつも通り昨日の日報から。
午前9時出社。9時15分、中小企業家同友会とかち支部事務局次長のK氏とともに企業訪問。最初は帯広市内。次は浦幌町。3社訪問。午後1時、ミーティング。コア・コンピタンス委員会の関係。6月に向けてすべきことがずいぶんある。夕方、事務的作業等。
もうひとつの世界観
最近、「偶然こんなところで……」といった会話を何度か交わした。僕ではないが、今日も「えっ、こんなところで」という会話を目撃した。
ビジネス上の付き合いであれば、だいたい遭遇する場所は想像がつく。同友会の会合で会っている人とロータリーで会う。これは偶然でも何でもない。「えっ」から会話が始まる場合は、意外な場所、意外なタイミングであることが条件となる。そして、意外な場所、タイミングで会う場合、その人の意外な一面に気づくことが多い。
その人の交友関係の広さに気づくこともあれば、意外な活動領域に驚くこともある。
よくあるパターンとしては、僕がフォトグラファーであることを知らない人が案外いるということ。そして、取材で写真を撮っていると、不思議なリアクションをされることがある。「社長自ら……」とよく言われるし、「趣味なんですね」と言われることもある。いちいち説明していたこともあったが、今ではサラリと流すことが多くなってきた。
この意外性(僕の場合はこれが自然なのだが)が、これからの時代では重要となってくるのではなかろうか? 自分の専門分野プラス第2の能力または活動領域。それは趣味的活動というよりも、第2の専門分野であることが望ましい。もうひとつの専門を持つことで、世界が広がっていくのではないかと思う。
世界が広がるとは、交友関係が広くなることだけではなく、自分の視野が広がるということである。専門がひとつだけだと、世界はどうしても狭くなる。狭くてもよい。そう割り切ることができればよいのだが、これだけ世界が急変していくと、ひとつの世界観では全体像が見えなくなってしまいそうだ。何でもかんでも視野を広げればよいというものではないが、もうひとつ別な視点を手に入れる。それはデジタルの発達した今日であれば、比較的容易に違いない。また、ここ十勝でも世界を広げることは十分可能である。
世界観を広げる、またはもうひとつ別な世界観を自分のものにする。これは現実的かつ緊急の課題と言えるかもしれない。従来の世界観、価値観では通用しなくなりつつあるのだ。これまで積み重ねてきたものを打ち壊す必要はないが、別な世界が目の前に開きつつあることに気づかねばならない。古い価値観のままでは、別な世界の存在を見逃してしまう可能性がある。
好奇心を持って世界を観る必要があるし、変化を是とする人生観、仕事観を持つことが大切だ。