
おはようございます。
朝は写真セレクトと画質調整作業。午前8時40分出社。9時、新入社員2名とともにとかちプラザへ。10時、中小企業家同友会とかち支部合同入社式。今年は38社77名の新入社員を迎えて開催された。昨年同様、支部長として歓迎のあいさつをする。新入社員紹介のやり方は昨年と若干異なるものだった。新入社員代表決意表明、記念講演と続き、12時終了。12時半帰宅。
午後も画質調整作業。その後、事務的作業、役員会の準備。4時、役員会。6時頃終了。終了後、雑談しているとき、素晴らしいひらめきが訪れた。これはおもしろいことになると直感した。
相似形を見つける
本を読んだり講演を聴いたりすると、「たとえば……」という言葉が時折登場します。「たとえば」が使われるのは次の4パターン。「具体例を挙げる」「ある事柄をたとえるとき」「仮定するとき」「端的に言う場合」。どれも、文章を作成する上で欠かせません。読者の理解を促す上でも重宝な言葉と言えるでしょう。
本書では「ある事柄をたとえる」に着目したいと思います。これは言い換えれば「相似形を提示する」ということなんですね。相似形とは「互いに相似の関係にある図形」のこと。ですが、相似形は図形だけではないのです。自分の人生の中にも、日常業務の中にも、世界中で起こっている出来事の中にも、日本史・世界史の中にも無数に存在します。
相似形は、自分の考えを伝える際、説得力を持たせるのに非常に有効です。「インターネットによって引き起こされた情報爆発は、15世紀のグーテンベルクによる活版印刷誕生後に似ている」。そんな相似形から自説を展開していくことができるようになる。ルターの宗教改革、大航海時代から植民地主義へ、科学・文化の発展。これらはいずれも21世紀に起こっていることと関連づけて考えられそうです。自分の発見した相似形から仮説を立て、今後起こる出来事を類推することもある程度可能でしょう。
僕は言葉そのものの相似形を用いることもあります。一番わかりやすいのはダジャレですね。押しつけがましいダジャレは嫌われることがありますが(人にもよる)、さりげなく挿入されたものは、読者のイメージを広げてくれます。「ダジャレはレジャーだ」と言った瞬間、頭の中にパッと映像が浮かんでくる。言葉だけではなく、映像が浮かぶというところがポイントです。
文章レベルが中級以上になってくると、韻を踏むことでリズミカルな文章を書くことがあるかもしれません。この場合は、映像というよりも、音楽ですね。韻を踏む音楽といえばラップですが、僕はラップには疎い。どちらかというと、モードジャズ。コルトレーンの「オーレ!」が浮かんできます。
相似形そのものは、自分の身の回りにも世界にもあふれています。その存在に気づくかどうか。自分の伝えたいメッセージを読者に伝えるためには、ストレートに書くだけでは伝わらないことがあります。共感が得られるような相似形を提示したり、ダジャレや韻で読者をリラックスさせること。そんな書き方がさりげなくできるようになれば言うことありませんね。
