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電子書籍時代のシンプル文章術20 本の体裁を整える

電子書籍時代のシンプル文章術20 本の体裁を整える

おはようございます。
 2022年度新入社員研修が始まった。午前9時半、第1講「我が社の歴史と事業」、第2講「印刷の歴史」。印刷の歴史を伝えながら、印刷が人類の発展に果たしてきた役割について考えていた。「誰かに何かを伝えよう」という熱意が印刷術を生み出し、今日の情報爆発に至っている。インターネットによる第4次情報革命も印刷の延長線上にある。印刷の一種と言ってよい。午後は第4~5講の準備。4時、幹部会議。5時過ぎ、出社、ミーティング。5時半帰宅、夕食。7時、帯広柏葉高校へ。同窓会の部長会議。8時過ぎ帰宅。

本の体裁を整える

本書のサブタイトルは「サクッと2万字書けるようになる!」です。5つの章に対し、それぞれ5つの小見出しをつくり、800字ずつ原稿を書けば、ちょうど2万字。800字という分量は文章が苦手と思っている人でも、苦もなく書ける分量に違いない……。そんな仮説に基づき、シンプル文章術について述べてきました。
 仮に、あなたが2万字の本の原稿を書き上げたとします。推敲、校正を済ませ、図・写真も挿入した。著作権上も問題がない。あとは出版するだけ。そう、もうゴールは間近です。
 ここで2つの選択肢があります。100%自力で電子書籍を完成させるのか。あるいは本の体裁を整えるためにプロに依頼するのか。前者の自力完成を目指すのであれば、もうひと頑張りが求められます。電子書籍であっても、おおむね紙の本と同じ体裁でまとめていくのがよいでしょう。

1.表紙
 2.扉
 3.まえがき
 4.目次
 5.中扉
 6.本文
 7.あとがき
 8.索引(必須ではありません)
 9.著者略歴
 10.奥付

電子書籍ならではの要素として、WEBサイトやブログのリンク、メルマガ登録やセミナー申し込みのリンク、読者プレゼント応募のリンクなどが考えられます。リンクを貼ることができる。ここが紙の本にはないメリット。ぜひ活用法を考えてみてください。
 電子書籍販売サイトでは、通常、試し読みができるようになっています。紙の本であれば、どのページであっても試し読みできますが、電子書籍ではまえがきから第1章の数ページまででしょう。ここで、購入するかどうか判断されることとなります。いかに読者の興味を引くまえがきを書くか。本文以上に重要な文章と言えるかもしれません。
 最後に、どうしても自力では困難と思える箇所についてお伝えします。それは表紙デザインなんですね。僕も素材集を使ってコンセプトに合うものを探したり、レイアウトソフトに付属のテンプレートを使ってみたりしました。何度となく試した結果、ハッキリわかりました。デザインはプロに任せるべき。それらしきものをつくっても、明らかにプロと素人の違いが現れてしまうのです。

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