
おはようございます。
どうしたことか。仕事日のはずが、休日らしい一日となった。午前中は掃除。軽いレベルの掃除で済ませようと思ったら、大掃除一歩手前にまで大がかりなものとなった。昼、ちょっと買い物へ行こうと出掛けたら、中札内村まで行くことになった。戻ると、夕方近くになっていた。体も心も休日を求めていたのかもしれない。
気温がやけに高い。今年初めて、水出しコーヒーを抽出する。今年は水出しコーヒーの消費が増えるに違いない。
編集者の力を借りる
世の中、ひとりでできることとできないことがあります。僕の場合、車の運転はできますが、電車を運転することはできません。車のタイヤ交換はどうか? できるかもしれないが、自分でタイヤ交換した車に乗るのはちょっと恐い。「できない」に分類すべきでしょう。
「本を書く」のは、ワープロ・パソコンの普及と電子書籍の誕生によって、ずいぶん「できる」に近づいてきました。ただ、それでも多くの人にとって難度の高いものと言えるでしょう。原稿を書くことはできるけれども、「これでよいのだろうか?」という不安にとらわれるかもしれません。
そこで求められるのが、プロとして客観的にアドバイスしてくれる編集者の存在です。とりわけ、初めて本を書くという人の場合、編集者の助言は必須と言ってよいのではないでしょうか。
プロの編集者には、当然のことながら豊富な編集経験、出版経験があります。どのようにすれば読者が興味を持つような本になるのか、本としての完成度を高めることができるのか、熟知しているはずです。初めて本を出版する著書にとって、大いに頼るべき存在なのです。
自分でできるかもしれないが、タイヤ交換はプロに任せる。それと同じように、99%自力で原稿を書いたとしても、残り1%、クオリティを高めるためにプロに編集を任せる。それは紙の本でも電子書籍でも必要なことではないかと僕は考えています。
実際のところ、僕もプロの編集者の助言、修正を受け入れて、自著を完成させるようにしています。「99%自力」と書きましたが、実際には99%ということはありません。著者本人としては99%のつもりでも、編集者の視点からすると、手直しすべき部分が山ほどある。「校正」ではなく、「構成」の手直しが必要となることもあります。
いったん原稿を完成させた後に大幅な手直しを行うのは、苦痛が伴うものです。したがって、もっとも好ましいのは、本の執筆前から編集者に相談すること。編集者は著者の伴走者であり、コーチでもあります。電子書籍であれば独力で本を出すことも可能。ですが、編集者がいるからこそ、著者は安心して文章表現できる。この違いは想像以上に大きい、と僕は思っています。