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紙の本と電子書籍41 2万字の本

紙の本と電子書籍41 2万字の本

おはようございます。
 午前9時出社。9時15分、中小企業家同友会とかち支部事務局次長K氏とともに企業訪問。6社訪問。午後、帯広信金本店へ。同窓会周年事業のための通帳をつくるため。店内で偶然新入社員+総務のS氏に遭遇。2時過ぎ帰宅。さあ、仕事だと思ったら、お使いを命じられる。卵を買いにコープへ。自宅では商品の試作が行われていた。3時帰宅。1時間半仕事をしてから、帯広柏葉高校へ。柏友館の見学。資料庫に豊富な史料があることを確認。記念誌制作がいよいよ始まろうとしている。

2万字の本

仕事でふだんから文章を書いている人でも、「2万字書くのは大変」という感覚を持つのが普通。しかし、本を一冊書こうと思うと、2万字では到底収まらない。やはり、5万字はほしいところ。紙の本として体裁を整えるならば、6万字以上が目安となる。
 ただ、電子書籍の場合は2万字でよいのではないかと僕は思っている。電子書籍を1日2時間以上読むことは滅多にない。僕の場合は、読み上げソフトでオーディオブックとして聴くか、1時間以内の読書をするかのいずれか。読み心地は紙の本と変わらないとはいえ、手に持ったときの感触はやはり紙の本のほうがよい。電子書籍の硬さはハードカバーの本に近いところがあり、僕はちょっと苦手に感じている。
 そんな個人的理由から、電子書籍の読書時間は1時間前後が望ましいと考えている。図版をちゃんと確認したい本の場合は、パソコンかタブレットで読む。こうなると、目の健康という観点から読書時間は短くなければならない。2万字以内の本なら、1時間を超える読書となることはない。
 果たして2万字で中身のある本を書くことができるものか? そう思って「電子書籍時代のシンプル文章術」という本を書いてみた。実際は3万字近くになりそうだが、書けないことはない。無駄な表現をそぎ落とし、重要度の低いエピソードを取り払えば、2万字でも本を書くことは可能である。ページ数を稼ぐために(?)長々と書かれている本よりも、読者にとって有益なのではなかろうか?
 2万字の電子書籍を目指して、僕自身、文章の書き方を改めなければと思っていることがある。つい油断すると、ひとつの文が長くなってしまう傾向にあるのだ。接続助詞を使って、無用に長い文を書いてしまう。
 こうした書き方は、不調なときの典型的パターンだ。文章を書くことが義務感のように感じられ、頭の中が「書かねば」「考えねば」という気持ちでいっぱいになる。この「ねば」がいけない。次第に、脳内がねばねばしてきて、文と文がねばねばしてくっついてしまう。長い文を書いてしまうのは、こうしたメカニズムが働いているのだと思う。いつでも、サクッまたはサラッと書くことのできる技を身につけなければならない。
 電子書籍の登場と普及によって、読書の仕方は大きく変わっていく。読書そのものが好きな人は、将来にわたって紙の本を読み続けるだろう。必要な情報を手早くインプットしたい人は電子書籍を活用するようになる。紙の本と電子書籍の棲み分けが進む。このため、電子書籍特有の文章術や文体が増えていくことになると思う。
 紙の本とは異なる特性を持つ作家やライターが増えていくことにもなるだろう。Kindleストアなどを見ると、すでにそうした書き手が激増しているように思われる。フィルム写真からデジタル写真に移行し、銀塩時代とは異なるフォトグラファーが激増したのと同じような現象が起こりつつあるようだ。

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