おはようございます。
朝は原稿執筆準備。9時頃、帯広市長選の投票所へ。投票所の小学校は空いていた。投票率は上がらないだろうな(結果は45.51%)。帰宅後、原稿執筆。スピードは上がらない。だが、書くべきことは明確になった。昼食後、午後2時から執筆再開。途中からぐんぐんスピードが上がるのを感じた。5時半本文を書き上げる。インデザインにテキストを流し込む。字数はほぼピッタリ。6時頃、仕事を終える。
「書けないのではないか」から始まる
毎回思うことですが、もっと楽に原稿を書く方法はないものだろうか? 単行本の書き下ろし原稿は比較的気軽に書き始められる。反対に、インタビューした記事にはひどく時間がかかります。取材から1週間以上寝かさなければ、書き始めることはできません。今回は取材から3週間たって、ようやく書くことができました。締め切りギリギリに取材していたら、間に合わなかったに違いありません。
頭の片隅でもやもやと考える時間。これが僕にとって必要なのでしょう。今回も、ちょっとした隙間時間にもやもや考えていました。考える時間の総量があるレベルを超えると、「書こう」という気持ちになる。しかし、いきなり書き始めるわけではなく、まずは準備作業から始まります。
以前であれば、こざね法を使っていました。紙片に次々考えを書いていく手法。今はアウトライナー「Workflowy」を便利に使っています。単なる箇条書きなのに、頭の中が整理されていくのがよくわかる。今では原稿執筆に手放せなくなりました。
体は年齢とともに衰えてきます。衰えを技術やツールでカバーしなければなりません。一番の衰えは目。油断すると、あっという間に眼精疲労がやってくる。原稿執筆に集中したいときは、液晶モニターを消して、eインクディスプレイだけで仕事をする。こうすると、比較的長時間仕事をすることができる。
集中力も10年前に比べて落ちています。これといった有効な対象法は見つかっていない。昨日はアイスコーヒーをホットで淹れてみました。これは案外おいしい。他に、クエン酸ドリンク。たまに黒酢も飲みますが、あまりおいしいとは感じません。
昨日思ったのは、快適な椅子が集中力の維持に欠かせないということでした。特に背もたれの高さが重要。これが座高と同じ高さだと、快適に仕事ができる。キーボードを打ち込んでいるときは関係ありませんが、天井を見上げて少し考えたいというとき、後頭部を支えてくれると、非常に助かる。昨日は午後3時頃まで頭痛に悩まされていたため、椅子の快適さにずいぶん助けられました。あとは「なごみ温」とおしぼりがあれば、持ちこたえることができます。
メンタル面では、毎回同じパターンを繰り返しています。これは35年くらい前からまったく変わっていません。「今度こそ書けないのではないか」というマイナス思考からスタートするのです。過去に書けなかったことは一度もないというのに、決まって「書けそうにない」から始まる。不思議ですね。ブログの文章は「何があっても書ける」と思って書きますが、雑誌の文章だと、ネガティブな気持ちを前向きに変えていかねばなりません。どうして、こういうことになっているのか、自分でもわかっていない。紙媒体の不思議さを感じます。
人それぞれ執筆方法は異なります。僕の場合、「マイナス思考を通過する」というプロセスに何らかの意味があるのでしょう。僕が門外漢である証明といえるのかもしれません。