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仕事観について125 ソーゴーからクナウへ②

仕事観について125 ソーゴーからクナウへ②

おはようございます。
 午前9時15分、中小企業家同友会とかち支部事務局次長のK氏とともに企業訪問。訪問できたのは2社だったが、中身の濃い話だった。12時半帰宅。午後は買い物へ。SLOW livingにはまだ足りないものがある。店に行くと、旭川からMさんが納品がてら来店されていた。4時帰宅。いくつか用事を済ませると、あっという間に5時。帯広コア専門学校協賛会の総会。「帯コアチャレンジ2025」の話が興味深い。6時半終了。SLOW livingから購入した食材を使って、今年一番と思われる夕食をいただいた。
 5月31日は「ソーゴー印刷株式会社」と名乗る最後の日。今日からは新社名の名刺を使うこととなる。

名前が変われば……

本日6月1日から、ソーゴー印刷株式会社は「株式会社クナウパブリッシング」に変わりました。
 ヒンズー教の教えか、ウィリアム・ジェームズの言葉か、僕にはわかりませんが、次のような名言があります。
 「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」
 誰もが知る名言かもしれません。とてもわかりやすい。けれども、問題は「心がなかなか変わらないこと」ではないでしょうか。自分が長年安住(?)している心の持ち方を、人はなかなか変えることができない。変えなきゃ、と思っても変わらない。僕自身、ここ20年で心の一部を変えることはできましたが、変えることのできないやっかいな部分が残っています。
 先の名言にはさまざまなバリエーションがあり、どれも名言っぽくまとめられています。そのひとつに、「言葉が変われば心が変わる」というのがあります。「心」の前に「言葉」がある。言葉は心に影響を与えるもの。ふだん、自分がどのような言葉を使っているのかによって、知らず知らずのうちに人生が方向づけられる。言葉の力をプラスの方向で使うことができるかどうか。これは豊かさや幸せに直結する習慣なのではないかと思います。
 自社の社名を相手に伝えるとき、「ソーゴー印刷」と名乗ると、相手も自分も「印刷会社」であると認識するでしょう。印刷は人類の発展に貢献した偉大な技術。自信を持って印刷を名乗ってもよいのですが、今日の我が社のビジネスに求められるのは、印刷技術や製造能力よりも、クリエイティブ力やデジタル対応力といったもの。我が社が20年以上かけて高めてきた能力です。しかしながら、「クリエイティブとデジタルに強い会社」と言っても、ちょっと通じにくい。「印刷」の2文字が社名に付いているだけで、「印刷物を製造する会社」と頭にインプットされる。これはお客様だけではなく、我が社の社員にもインプットされていることでしょう。
 心、あるいは意識を変えるには、名前から変えなければならない。そう実感したのは、初めて台湾へ行ったときのこと。台湾人はみんなイングリッシュネームを持っている。本名とは別に欧米人風の名前があり、しかも仕事で使われている。だから、みんなファーストネームで呼び合っています。これはいいな……と思いましたが、我が社では導入しにくい。
 まずは社名から。「印刷」を「パブリッシング」に変えたことにより、我が社がどのような価値を提供する会社なのかが明確になったのではないかと思います。ただ、一般には「パブリッシング=出版」ですから、ひと言説明しなければなりません。「公に(publicus)する(-ish)こと」こそ、我が社が長年行ってきた活動。印刷、出版、広告、WEB制作、写真、動画、デザインといった仕事は「価値ある情報を公にするための手段」と言えます。
 パブリッシングの中に印刷は含まれる。手段よりも、理念やビジョンを社名に集約すべき。そんな考えに基づいて命名された「株式会社クナウパブリッシング」です。(つづく)

※各種制作物・掲示物の中に、旧社名「ソーゴー印刷」の名称が残っていると思います。順次変更していきますので、ご理解いただければ幸いです。

ソーゴー印刷株式会社

〒080-0046 北海道帯広市西16条北1丁目25
TEL.0155-34-1281 FAX.0155-34-1287

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