おはようございます。
朝2時半起床。3時半出社。原稿の仕上げにかかる。6時半、ほぼまとまった。やはり、朝3時間集中すれば形になるものだ。5ページ入稿。続いて、午後からの講演準備等。9時、中小企業家同友会とかち支部事務局次長のK氏とともに企業訪問。2社訪ねてからLANDへ。ミーティングと「押忍!ビジネスお悩み解決道場」記者発表会。同友会ととかち財団共同企画。帰りにK氏ともう1社企業訪問。午後2時、帯広柏葉高校。例年通り、「柏葉塾」の講師を務める。今年は一部内容を変更した。4時帰社。5時半まで次の講演準備。5時50分帰宅。6時45分、とかちプラザ。7時、中小企業家同友会とかち支部あすなる会人財活性化グループ6月例会。80分ほど話をさせていただく。テーマは「人を育てるのは上司か、社風か、商品か?」。僕に人材育成のスキルはほぼないが、我が社の事例を中心に話を展開する。9時終了。9時半懇親会。11時半帰宅。長い一日だった。
話す速度のコントロール
講義や講演は目の前に有益な情報を伝えるというのが最大の目的。当然そこに集中するわけですが、話し手には別なメリットがあるものです。
伝えることによって教えられる。一方的な講演であっても、聴き手は何かしらのリアクションをしてくれるものです。興味を持ってもらえるか、あるいは退屈そうに聞いているか、まったく話を聞いていないか……。さまざまな反応がある。それは話し手に対するフィードバックであり、できるだけ多くの人に価値ある情報を伝えることができるよう、話の中身と伝え方に工夫を凝らさなければなりません。
昨日は睡眠不足だったためか、少しテンションを上げ気味に話を進めていきました。そのようなケースでは少し早口になる。僕の学生向け標準スピードの1.1倍速から1.2倍速。相手が高校生の場合はこれでよい。僕は高校生の頃、みんななんてゆっくり喋るのだろうと思っていました。テンポよく話してくれるほうが頭に入ってくる。
50代になったあたりから、「もう少しゆっくり喋ってくれないか」と思う場面が増えていきました。通常の話の中身はいくら早くても構わない。込み入った内容、それとデジタル関連の話の場合は、少し考える時間がほしい。そう考えると、話の中身と聴き手の顔ぶれによって、話す速度を調整するのが望ましい。1時間話すとすれば、テンポよく話してよい内容とゆっくり(または繰り返し)話したほうがよい内容とがあります。ここを考えずに一本調子で講演を行うと、伝わりにくい、あるいは理解してもらいにくい話となってしまうでしょう。
これは講義や講演だけの話ではありませんね。日常的にこのあたりを意識して会話をしている人がいます。緩急を自在に操っている。おそらく話を理性的にコントロールできている人なのでしょう。感情に流されたり、興奮しやすい人の場合は、相手の理解度とは関係なく自分の話したいスピードで話すことになりやすい。僕は自分では理性的なタイプと考えていますが、話の速度調整がうまくいっているわけではありません。どちらかというと、自分の都合に合わせて、短い時間の中で伝えるべきことをすべて伝えたいと考えてしまうタイプ。
昨日は帯広柏葉高校では50分、あすなる会では90分という時間が与えられていました。50分で伝えたいことをすべて伝えるのは困難であるため、話の中身を絞りつつ、さらにハイスピードで話すこととなる。一方、90分あれば速度を上げる必要はありません。しかし、少しテンションが上がっていたのだろうな……。90分の内容なのに、10分早く話し終えてしまいました。