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写真家的業務改善行動95 PDFの奇数・偶数ページ一括入れ替え

写真家的業務改善行動95 PDFの奇数・偶数ページ一括入れ替え

午前7時SLOW living。8時出社。記念誌の制作を進めようと考えるが、どうもスピードが上がらない。制作以前のちょっとした技術的問題に時間がかかっている。50年ほど前の冊子約800ページ分をスキャニング。スキャンスナップを使って30分くらい。すべてこんな調子でPDFにできればよいのだが、見開きでスキャンした資料はなかなかやっかいなもの。いろいろ調べたが、よい方法が見つからない。
 昼は十勝ファーマーズマーケットへ。ずいぶん賑わっている。完売する店が続出。ここで昼食をと思ったが、僕が食べることができたのは牛タンのみ。帰宅後、SLOW livingで購入したトウキビを食べる。夕食はK庵。

アクロバットの弱点

PDFのことならAdobe Acrobat DCさえあれば何でもできそうな気がするのですが、どうしてもできないことがあります。僕がやり方を知らないだけなのか? こんなに頻繁に使いたいと思う機能なのに、それが備わっていない(または僕が知らない)。
 それは「奇数ページと偶数ページを一括で入れ替える」という機能。このところ、冊子1冊分見開きでスキャニングし、見開きページを分割するという作業が続いています。本を壊さずにスキャニングする。シートフィードスキャナーは使えません。
 見開きでスキャンし、これをアクロバットで左右に分割する。そうすると、なぜか、2→1→4→3→6→5……といったページ順になってしまうのです。左綴じの本であれば順番が狂うことはないでしょう。右綴じの本、つまり縦書きの本で起こること。縦書きを想定して作られているソフトではないでしょうから、やむを得ないと考えるべきかもしれません。
 それにしても、数100ページに及ぶ本をいちいち手作業でページ入れ替えをするのは現実的ではない。何かいい方法があるはずだ。そう思って調べ続けること約1時間。見当たらないので、自分の頭でいくつか仮説を立て試行錯誤すること約1時間。僕の試みは徒労に終わってしまいました。
 まいったなぁと思いつつ、今朝になって手がかりが見つかりました。それは「印刷」の画面にある「ページ指定」。新たなPDFファイルを作成するために、印刷画面の「プリンター」から「Adobe PDF」を指定することはよくあると思います。「ページ指定」で「2,1,4,3,6,5……」と打ち込めばよい。そんなふうに書かれているサイトを見つけました。
 ただし、いちいち打ち込むのでは省力化にはつながりません。そこで、エクセルに1から1000まで数字を並べ、偶数はマイナス1、奇数はプラス1に。「2,1,4,3,6,5……」という順番でセルが並びます。これをカンマ区切りのCSVファイルに保存(いっぺんにはできなかったので250ずつに分けました)。メモ帳で開くと、「2,1,4,3,6,5……」のテキストに。必要なページ数をコピーし、印刷画面の「ページ指定」にペーストすると、見事奇数ページと偶数ページの一括入れ替えに成功。1回で入れ替えられるのは25ページ程度。同じ動作を繰り返す必要がありますが、作業はずいぶん楽になりそうです。
 本当はもっとよい方法があるのかもしれませんが、何とか目的に達することができました。

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