午前5時半SLOW living。6時出社。いろいろ仕事を片付けているうちに、すっかり忘れてしまった。7時55分、5分遅れで定例ミーティング。8時朝礼。午前中はPDFのデータを整えたり、企画書を書いたり。午後は某プロジェクトの台割を作成する。5時10分、同友会事務所。5時半、中小企業家同友会とかち支部四役会。6時、幹事会。7時45分、情報交換会。8時45分帰宅。
デジタル化からDX化へ
デジタルに関していえば、おおよそ10年ごとに大きな環境変化が起こったと記憶している。僕の知る最初の出来事はNECのPC98。調べてみると初代PC98の発売は 1982年。当時、僕自身、会社との接点はなかったが、先代は何度もPC98について話題にしていた。印刷業界にとっては大事件だったのだろう。
PC98は日本におけるパソコン普及のきっかけとなったシリーズだが、1990年前後、もっとも普及していたのはワープロだった。今のノートパソコンよりもやや大きめのサイズ。ノートパソコンより重いのは、プリンターと一体化しているため。文字の入力に特化していたため、記憶装置はフロッピーディスクで十分だった。
ワープロ全盛の1980年代後半から90年代初め、ひとつの分かれ道があった。ワープロを使える人と使えない人。使えない人には年配の人や役職者が多く、部下に代筆してもらうといった状況が生まれた。当時の管理職の人たちはそれでよいと考えただろうが、後年、大きな間違いだったと気づくことになる。
2000年頃には「IT革命」が流行語となる。みんなインターネットを当たり前に使用する。企業はこぞって自社のホームページを開設する。ネットとつながっていることが当たり前の生活。ワープロを代筆してもらっていた人たちはさぞや不便な仕事・生活を強いられたに違いない。
同じような現象は2010年頃にも起こった。日本でiPhoneが発売されたのは2008年。広く普及するようになったのは、たぶん2010年前後。iPadが発売されたのも2010年。タブレットはともかく、スマホは今ではほとんどの人にとって生活に欠かせないツールとなっている。だが、今でもたまにガラケーしか使わないという人を見かける。それはそれでよいのだが、物心ついたときからスマホを使っている世代の人とは話が噛み合わなくなるかもしれない。マーケティングの面でも、今ではスマホ抜きには考えられなっている。近年、高齢者向けのスマホ教室が盛んに行われるようになった。当面はスマホがメインの端末として存在し続けるのではないかと思う。
その10年後、2020年からはDX革命が進行中である。Z世代にとっては活躍の場が豊富に用意されている。一方、僕らの世代は具体的知識・技術から一歩引いて、どのようなビジネスモデルを構築するかについて考えることが多い。新しいものを追いかけるのがよいとは言わないが、10年ごとに起こる大きな変化への対応を怠れば、自分の仕事力そのものが危うくなる(職種にもよるが)。我が社の全社員、DXとまではいかなくとも、デジタル人材化を図るべきだと僕は考えている。