
午前7時50分出社。午前中は会社で仕事。おもに記念誌と同窓会報。午後は自宅で仕事の続きをする。夕方、30分ほど休んでからとかち館へ。7時、中小企業家同友会とかち支部8月例会。講師はUDトラックス道東(株)の金尾泰明社長。テーマは「社員による自発的なES・CS活動はなぜ実現きたのか? ~小さな自信と大きな成長 2:6:2の6が動けば会社が変わる~」。70分の事例報告、続いてグループ討論、グループ発表、質問への回答と補足。9時10分終了。少人数で行われた講師を囲む会に参加。11時15分帰宅。
社風づくり
大きな刺激を受けた講演でした。社風づくりには10年かかると言われますが、まさに10年がかりで築き上げた社風。社風の「風」は自然の風と一緒。エアコンの風のように一定ではなく、常に変わる……。そんな例えに納得しながら聴いていました。
劇的とも思える社風の変化。そこには70分の講演では伝えきれない数々の困難、ドラマ、エピソードがあったに違いありません。それでも、講演の中には数多くのヒントが隠されていました。僕はキーワードと思えることをほぼすべて書き留めていきました。もちろん、その多くは豊富な講演資料に記載されていたこと。それでも、自分の手で書き記していくことで長期記憶に定着させられるのではないか……。同友会の例会ではいつもそのようにして記録するようにしています。
各グループのテーブルには、冊子となっているES・CS活動の事例集が2冊置かれていました。これまでまとめられた事例集は4冊。このうち、最初の本と最新版がありました。これはすごいことです。最初の提案から直近のものまですべてが記録として残っている。自社の成長の記録であり、提案者にとっても経営者にとっても重要な意味を持つもの。デジタルでもアナログでもよいのですが、このようにして冊子としてまとめている点が素晴らしい。我が社でも真似をしてみたいと思いました。
プロジェクト型から日常改善へ……という話にも興味深いものがありました。「やればできる」ではなく、「やればできた」という、「る」と「た」の違いがわかりやすい。難しいことに挑戦するというよりも、行動しながら試行錯誤していく。これはプロジェクト型がうまくいかない企業にとって、試すべき価値があるのではないか。そして、「やればできた」のほうが「る」よりも楽しいような気がします。
昨日の例会の中には、我が社に採り入れたいと思うような具体的方法がいくつもありました。また、それ以前に根本的に転換すべき考え方もありました。20年前、社風改革に乗り出した頃の我が社を思い出しながら、何をどう変えるか考えてみたいと思います。