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仕事観について134 歴史

仕事観について134 歴史

朝、ゆっくり過ごした。8時17分、車で出勤してみると、みんな外にいてビニール袋を持っている。ゴミ拾いの日だったことを思い出した。会社周辺はクリーンな状態。僕は3つくらいしか拾うことができなかった。ふと、空を見上げる。看板が「クナウパブリッシング」に差し替わっていた。昨日、雨の中で作業が行われたらしい。正面入口横の社名もまもなく取り替えられるとのこと。クナウパブリッシングとソーゴー印刷の文字が両方入るように写真を撮った。9時半、出かける頃にはすでに入口横も新社名になっていた。
 10時、百年記念館でミーティング。11時半帰宅。少し早めの昼食。午後は急ぎですべきことがあった。1/2ページの自社広告。1時間くらいでできるかな、と思っていた。ところが、会社と自宅のパソコンを取り替えたため、自宅のノートPCにはアドビCCが入っていない。ダウンロードに時間がかかる。結局、データができあがったのは3時過ぎ。それから市役所へ。仕事ではなく、マイナンバーカードの受け取り。4時半帰宅。マイナポイントの取得は簡単とは言えないものだった。気づいたら5時半になっていた。7時半就寝。7時間半眠ることができた。

謎の解明

昨日は歴史について考えた日でした。30代まで僕はさほど歴史に興味を持っていませんでした。もちろん、並レベルの関心はあります。世界、日本、地域の成り立ち。それを知っていなければ、現代を理解することはできません。国際関係がずいぶん込み入ったことになっているのは、複雑になるような歴史的出来事があったため。学校で習う程度には歴史を知っておかねばなりません。
 そんな程度の認識で人生の前半を生きてきたわけですが、50代になってから「もっと深く知らねば」と思うようになりました。特に地域の歴史。ここは僕の弱点とも言える領域。知っていそうでちっとも知っていない。十勝の企業経営者や同窓会の先輩から話を聴くと、事実の背景や興味深いエピソードが登場する。なるほど、そういうことだったのか、と納得することになるのです。
 歴史に詳しいのは年配の人だけではありません。30代の若手の中にもいます。こういう人がいると実に心強い。自分の生まれる前の出来事について正確に把握している。そして、今後も長い人生があり、多くの人に歴史を伝える機会がある。
 なぜ歴史を知る必要があるのか? 自分のルーツを知るとか、同じ過ちを繰り返さないとか、さまざまな理由があるのではないかと思います。僕にとっての歴史は「子供の頃の謎が解明されていく」こと。なぜこうなっているのだろう……と子供時代に不思議に思っていたことがいくつもあるのです。一つひとつ解明されると、自分史の空白が埋められていくような感覚になる。謎は永遠になくなることがありませんが、空白が埋められると昔の記憶が少し鮮明なものとなっていく。それは他人にとってはどうでもよいことですが、自分には重要なことのように感じられます。
 ノスタルジーという意味ではありません。今、自分がこのような生き方をしているのは過去の積み重ねがあったから。自分の過去に影響を与えた環境や出来事について深く知ることができれば、これからの自分、自社、地域に対して何ができるのか、イメージできるようになる。自社の将来にとっても地域づくりにとっても歴史的考察は欠かせないものではないかと考えています。

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