
午前9時、交流会2日目が始まる。事例報告は宮城同友会南三陸支部会員で後藤海産代表の後藤清広氏。テーマは「子ども達の未来のために企業家として何を残すのか? ~奪い合う漁業から、共存共栄の漁業へ~」。60分の講義の後、グループ討論。グループ発表、補足報告、座長のまとめ、2日間の総括。11時半閉会。飛行機は夕方の便を予約していた。まずは駅前の床屋さんで散髪。そして、前日のリベンジとばかりに立ち食い蕎麦へ。別な店に立ち寄ったが、ここにもたぬき蕎麦の文字はない。だが、よく見るとかけそばに「たぬきサービス」と書かれている。迷わず、冷やしかけそばに決める。このシステムは悪くない。味も上々。大盛りにすればよかったと少し後悔した。ここからが本当の勝負。ネットで見つけたコワーキングスペースに入り、原稿を書き始める。残念。話し声が絶えない場所だった。やはり空港ラウンジか。早めに仙台空港へ行き、ビジネスラウンジでパソコンを開く。急ぎの用事を済ませてから原稿執筆。いい線まで書き進めることができた。6時45分の便で千歳空港へ。後は帰宅するのみ。だが、道東道は追分まで工事のため閉鎖。帰宅したのは10時半頃。自分でもビックリするほど眠い。だが、深い眠りにはたどり着かなかった。
聴く力
昨日学んだのは「聴く」ということでした。さまざまな意見を聴く。異なる意見を聴く。そして、相手の意見を否定しない。それでいて、自分の軸となるものを持ち、筋を通す。それを続けると、打たれ強い人と思われると同時に、ぶれない人という評価が得られる。僕も頭の中ではわかっているものの、実践できているわけではありません。昨日の後藤氏の報告は、淡々とした話しぶりとは反対に、インパクトがあり、ある種の驚きとともに聴くこととなりました。
世の中、「話したい人」は多いけれども「聞き上手な人」は少ないものです。もちろん、コミュニケーションスキルの高い人は、平時においては聞き上手であり、スムースな会話をリードする力を持っています。
しかし、最初から意見が対立することがわかっているような場で「聴く」に徹することは難しいのではないでしょうか。ましてや、利害が鋭く対立する中で、相手の話を丹念に聴きながら、合意にまで導いていく。僕にはほとんど神業のように思えてしまいます。
後藤氏の報告を、僕は「リーダーシップの話」として聴いていました。僕には「ちゃんと聴く」「相手が言い尽くすまで聴く」という能力(忍耐力と言うべきか)が欠けているようです。しかし、今朝になって思い出しました。僕も20年前にはある程度「聴く力」があったのです。最長6時間くらい、相手の話を聴いた経験があります。このときは会社で3時間。夕方になって、まだ話し足りなそうにしていたため、居酒屋で話そうということになり、さらに3時間。聴いたからといって問題解決には至らなかったけれども、相手との関係性は若干良好になった。
20年前の僕には忍耐力と体力、そして話を聴くだけの時間がありました。今はどうか? 忍耐力はともかく、体力と時間が不足気味。このため、すぐに結論を出したくなる。ここに問題がありそうです。「聴く」を最優先事項に引き上げることが大切。僕にとって、交流会2日間の最大の収穫となりました。
