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実録・記念誌制作13 写真の価値

実録・記念誌制作13 写真の価値

10月26日。午後7時、中小企業家同友会とかち支部組織企画委員会。27日。午前8時半来客。これから全国で普及していきそうな商品について。9時半、帯広柏葉高校。柏友館でアルバムのスキャニング。午後3時、あるウェビナーに参加。とても参考になった。できれば、我が社の営業系の人たちに参加してほしい内容だった。28日。午前8時半ミーティング。9時15分、中小企業家同友会とかち支部事務局員のM氏とともに未会員企業訪問。午後1時来客。3時半から商品撮影。かなりの撮影点数があった。7時頃帰宅。29日。午前10時半SLOW living。第3回マルシェが開催されていた。駐車場はずっと満車状態。マルシェもSLOW living店内も賑わっている。日差しが暖かく感じられる。キッチンカーで購入した昼食を食べてから買い物へ。夕方はK庵。

戦前の卒業アルバム

ここ数日の中で一番印象に残った出来事は、1928年から残っている帯広柏葉高校(戦前は帯広中学校)卒業アルバムのスキャニングでした。
 1928年(昭和3年)は帯中第1期の卒業年。柏友館の資料室にはほぼすべての年の卒業アルバムが揃っている。これを全ページスキャニングするのは途方もない作業です。記念誌に使う可能性のあるページのみスキャニングを試みる。それでも膨大な分量があります。27日にスキャニングできたのはわずか6年分。
 スキャナーで取り込むという方法に無理があったと気づきました。ハンディスキャナーとはいえ時間がけっこうかかる。その上、アルバムのノドとぶつかって、画像に欠けができてしまいます。解決するにはカメラによる複写しかありません。次は2名体制で次々撮影していこうと思います。
 技術的問題はともかく、僕はすっかり感心してしまいました。写真のクオリティが極めて高いのです。4×5(大型カメラ)で撮ったと思われる写真が多い。当時のカメラ事情から考えると当然かもしれませんが、すべての写真がきちんと撮られている。当然撮影者はプロ。1932年頃からの卒業アルバムは、今も存在する帯広の写真館による撮影でした。
 撮影時の情景が頭に浮かびます。的確なライティングとフレーミング。技術もさることながら、ずいぶん手間のかかる仕事だったに違いありません。それだけに、100年近くたった今もリアルに訴えかけてくるものがあります。僕が生まれるはるか前の出来事であるにも関わらず、情景が頭に浮かんでくる。これは大型カメラによる精緻な描写ゆえなのか、それとも被写体の持つ力なのでしょうか。
 今は誰でも写真を撮ることができる時代。したがって、大量の画像データが存在します。その中に、時代を超えて何かを訴えかけてくる写真がどれほどあるか。これは数10年たってみなければ、本当のところはわかりません。フィルム、印画紙が貴重だった時代の写真には、現代とは異なる価値(特に歴史的価値)を感じます。

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