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活動記録137 20年前のコラボレーション

活動記録137 20年前のコラボレーション

11月27日。ほぼ休日として過ごす。午後3時半、SLOW livingへ。「みちみち種やのおしゃべり珈琲ワークショップ」が開催されていた。ワークショップ終了後も楽しいおしゃべりが続いていた。5時、眼鏡屋さんへ。28日。午前8時半朝礼。8時50分出社。ミーティング。9時半、来客。午後は資料作成。パソコンをにらみすぎたせいか、眼精疲労となる。6時頃帰宅。29日。早朝は資料作成。8時40分出社。9時半、同友会事務所へ。10時、ザ・本屋さんとの業務提携、および「十勝・帯広 昭和の記憶」に関する記者会見を開催。午後はいったん出社してから帯広市役所へ。2時、帯広市まちづくりデザイン賞の表彰式。SLOW livingが最優秀賞を受賞。設計者のCryptnさんとともに表彰された。3時過ぎ帰社。6時半、買い物をしてから帰宅。

過去の出来事とのつながり

昨日の記者会見と表彰式。どちらも我が社の歴史と少なからぬ関わりがあります。ザ・本屋さんとの協業は僕の知る限り2回目。前回の協業はちょうど20年前。ザ・本屋さんの先代、高橋千尋社長から話をいただき、絶版となっていた「依田勉三の生涯」(松山善三著)を復刻し、コアラブックスを通じて発売しました。
 今回は高橋智信社長との記者会見。やはり20年周期なのか? 当時の新聞を確認したら、昨日の記者会見と同じような発言をしていました。「地域にとって価値のある本を地域限定で出版する意義」について語っていました。来年発売予定の「十勝・帯広 昭和の記憶」はまさに地域にとって価値のある本。昭和を生き抜いた人にとっては記憶を呼び覚ますものであり、平成生まれの人にとっては郷土史を知る手がかりとなるもの。自分の住んでいる町の成り立ちを知ることは非常に重要。制作はまだまだこれからという段階ですが、十勝19市町村まんべんなく写真を集め、十勝人にとって価値ある写真集にまとめたいと思っています。
 午後からの帯広市まちづくりデザイン賞も、ある種感慨深いものがありました。SLOW livingのオープンは今年5月でしたが、前庭がつくられたのは2010年。創立50年(創業56年)節目に何か意味ある活動をしようということになり、駐車場のアスファルトを一部剥がして植物を受けることにしたのです。植樹祭の後、駐車場で焼肉をした記憶が残っています。12年前に植えた木は細くて弱々しいものでした。それが生長し、今ではずいぶん立派な木々となっている。SLOW livingの店内から眺める前庭の風景は国道沿いとは思えません。12年前にはここが店舗になるとはまったくイメージしていませんでした。
 過去の出来事は不思議なことに今の活動とつながっているものです。まったく無意味な活動であればその時点で途切れる。しかし、何か意味のある活動を行えば、数年後、数10年後に別な活動とつながり、価値と深みを与えることとなる。大事なことは何のために行っている活動なのかを知ることではないでしょうか。目的が明確であれば、目的意識が脳裏に刻まれ、あるタイミングで関連性のある活動につながっていく。再びやってみようという気持ちになる。あるいは、まったく関連性のなかった事柄が結びつくようになる。我が社の20年周期関係の出来事はおそらく来年いっぱい続くものと僕は考えています。

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