
12月12日。午前8時半朝礼。午後1時来客。4時半、ふじもり。中小企業家同友会とかち支部四役会。5時半、幹事会。終了後は「望年会」。13日。社内報原稿執筆。午後2時、北海道経済産業局の企業戦略等研修にパネラーのひとりとして参加。ZOOMではなくTeams。なぜか、webカメラに不具合が。ノートパソコン内蔵カメラに切り替えたら無事映った。民間企業の現状と課題について、それぞれの立場から話す。あっという間の2時間だった。14日。昼間は取材準備等。午後6時、組合理事会。続いて忘年会。
ヒントは80年前にありそう
経産局の企業戦略等研修は若手職員を対象としてものだった。参加者のカメラは全員オフ。どんな方々が参加していたのかは手元の資料から想像するのみ。事前に質問項目が送られてきた。問題意識はだいたい一緒。ただ、企業経営者の危機感を共有するのは困難だろう。パネラー3名、コーディネーターのY氏。4名で話が進む。Y氏の進行が見事というべきか、自然に話が引き出されていく。
パネラー3名に共通するのは業態変革。うちひとりはコロナ禍で売上ほぼゼロにまで落ち込んだという話だった。そこからの業態変革。すごい話だ。もうひとりは、宿泊業を営む経営者。宿泊客激減に加え、旅行者を泊めたことで地元の一部の人から非難されたという話があった。これは売上減少以上に心理的ダメージが大きいに違いない。さまざまな業種の人たちがコロナ禍で大きなダメージを受けたが、旅行関連や飲食業の痛手は想像以上に大きい。
80年周期説に従えば、今は太平洋戦争からほぼ80年。その前の幕末・明治維新から160年。世の中が大きく変化するタイミング。80年前、160年前と同じように、パラダイムが激変するのかどうか。価値観が180度変わることはないと思うが、パラダイムの変化はすでに起こっている。それも急速なスピードで変化している。
当然の結果として、人々のニーズが変わる。働き方も生活様式も変わる。あらゆるものが変わることを前提に商品開発やマーケティングを行っていかねばならない。
つくづく思い知らされるのは、自分の過去の経験がさほど使い物にならないということだ(「まったく」ではない)。80年周期であるため、自分が経験した20年前のやり方では十分に対処できない。一部はうまくいくが、初めての出来事というものがけっこう含まれている。
そう考えると、参考になるのは80年前の出来事ではなかろうか。戦前・戦中・戦後に何が起こって、どのようになったのか。このあたりにヒントがあるような気がする。「デジタル敗戦」という言葉を耳にするようになった。日本は80年前に続いての敗戦国。だが、太平洋戦争後はめざましい復興を遂げた。今回もそのようになる可能性があるはず。同窓会事務局から、戦中戦後を記録した日記が手に入ったという知らせが届いた。この時代の情報は少ない。貴重な史料となりそうだ。