1月4日。会社は正月休みだが、SLOW livingはこの日が初売り。午後7時、青年会議所の新年交礼会に出席。5日。早朝、年頭あいさつ映写用の資料を作成。2時間ほどで完成した。午前8時過ぎ出社。仕事始め。「2023年の年頭にあたって」を配布。それから話をさせてもらった。午後6時半、同友会事務所。中小企業家同友会とかち支部四役会。6日。午前9時、自宅でイベントミーティング。午後4時、役員会。7日。写真セレクト作業等。8日。スロウの原稿を書く。前半はテープ起こし。午後から執筆。9日。原稿をインデザインに流し込む。字数調整。見出し、タイトル、キャプションを加えて完成。午後は「記憶の中の風景」。写真選びと短い原稿。画質調整は会社のパソコンで行うことにする。夕方買い物へ。
共感と主観表現
取材ではいつも、録音した音声が自動的にテキスト化される「オートメモ」を使っています。便利なツールではありますが、完全ではありません。今回は可能な限り正確に書きたいと考え、自分でテープ起こし(テープではありませんが)することにしました。
オートメモのテキストは半分くらい活用できそうだったので、テキスト化はさほど苦にはならない。必要な言葉をアウトライナーのWorkFlowyに入力していく。8日の午前中をこの作業にあて、午後から執筆開始。データがしっかり用意されていると、比較的速やかに原稿を書くことができる。やはり「準備8割」というのは正しいようです。
もうひとつ、スムースに原稿執筆が進んだ理由があることに気づきました。僕はテープ起こししながら、そして原稿を書きながら、内面の深いところで共感していたのです。
どの取材でも、取材時には共感することが多い。共感する部分がなければ原稿を書くのは苦痛になるはず。特に、スロウのような主観表現が求められる媒体では、「共感」は原稿作成のための必須条件となります。
原稿執筆がスムースに進むかどうか。僕の場合は、共感の深さが関係しているのではないか。そのようなことを感じながら記事を仕上げていました。
共感の深さとはどういうことか。それは、自分の人生経験を相手の人生と重ね合わせることができるかどうか。そういうことかもしれませんし、自分の持つ価値観との共通項の多さなのかもしれません。
一昨日書いた原稿の場合は、「自分が言語化できず、長い間しまっておいた考え」が的確な言葉で表現されていました。そうか、そういうことだったのか。そのような気づき……というよりも再認識を得ました。これを感情的にではなく、理性的、抑制的に書き進めていくことが僕にとっては重要と考えています。主観表現する際には、自分の主観、あるいは感情を客観的に観察する。このあたり、たぶん書き手の考え方や執筆経験によって差異があるのではないかと思います。