
本別公園で開催されたイベント「ツリーフェスティバル in 本別 KI DAKE」へ。目の前の駐車場はすでに満車。「義経の館」の駐車場に停める。会場は賑わっていた。昼食を食べ、写真を撮ってから帰宅。周囲の景色は紅葉だが、この日はやけに暖かく、夏が戻ってきたかのようだった。
第4章 執筆・制作
執筆前に決めておくこと
通常は取材ができた順番に記事を書いていきます。最初に書く記事をどのようにまとめるのか。おそらく頭を悩ませることになるでしょう。最初に書いた記事は2本目以降の書き方に大きな影響を及ぼすことになるからです。
執筆前に決めておくべきことがあります。それは「文体」「表記方法」「文章量」です。
文体では、まず「です・ます調」か「だ・である調」にするかを決めます。特殊な意図があって混在させることもありますが、どちらかに統一すべきでしょう。親しみやすさを表すなら「です・ます」、事実の記録を重視するなら「だ・である」でしょうか。ターゲット読者をイメージして決めてもよいでしょう。
文体は書き手によって個性があるもの。「です・ます」「だ・である」以外はある程度書き手に任せてもよいと思います。ただし、読者に伝わる文章でなければ意味ありませんから、意味不明、あるいは難解な文章は避けねばなりません。専門用語を使わない(または説明を入れる)、ひとつの文を短くするなど、申し合わせておくとよいでしょう。
文体以上に迷うのは表記方法です。
・登場人物に敬称を付けるかどうか
・年号の表記方法
・出典、クレジットの表記方法
・漢字か平仮名か
・カギ括弧か二重カギ括弧か
・英数字は全角か半角か
他にもさまざまあります。曖昧なまま執筆がスタートすると、書き手ごと自分のルールで進めていくことになります。原稿を受け取った後の修正作業が繁雑になるのは目に見えています。まず基本的な約束事を決めておく。その上で、書き進めていく中で新たな検討事項が出てきたら、編纂部内で協議するとよいでしょう。
文章量については特に規定する必要はないかもしれません。ただ、1ページに収まる上限の文字数は決まっています。写真との兼ね合いにより適切な文章量の目安を示しておきましょう。それでも、文章量が多すぎる、少なすぎるといった原稿を受け取ることがあります。文章量が多すぎるという場合は、台割を見直してページ数を増やすというケースも出てくるでしょう。臨機応変に対応するほうが読み応えのある記事となるはずです。
※写真は1971年頃の曽我・日邦ソーゴー印刷。ずらりと並んだ営業車。