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周年記念誌のつくり方27 周年記念誌の紹介

周年記念誌のつくり方27 周年記念誌の紹介

昨日はある冊子の表紙デザインについて考えた。よいアイデアは浮かんでこない。デザイナーに作ってもらうのが一番。自分で何とかならないかと思い、深入りしてしまうのは僕の悪い癖だ。深煎りのコーヒーを飲んで別な仕事に取りかかろうと思ったが、コーヒーメーカーは何かのイベントのためか、持ち出されていて給湯室にはなかった。

周年記念誌の紹介

周年記念誌の編纂は骨の折れる仕事です。このため、編纂以外の活動がついおろそかになってしまうことがあります。記念誌の紹介や販売(有料の場合)もそのひとつでしょう。
 記念誌の紹介は本が完成する数ヵ月前から行う必要があります。企業の場合はプレスリリースやニュースリリース、自社のWEBサイト等を使って告知します。SNSで制作過程を伝えるのもよいでしょう。こうしたPR活動は自社のブランド形成にも役立ちます。
 一方、学校の周年記念誌は同窓生への周知活動がメインとなります。同窓会報や学校のWEBサイト。もちろんマスメディアに対する働きかけも必要です。民間企業と決定的に異なるのは、周年記念誌の制作費・印刷費の大半が寄付金でまかなわれるという点でしょう。このため、記念事業協賛会の他の部会や事務局と連携して、寄付を募ることになります。多くの同窓生に対し、周年記念誌に関心を持ってもらえるよう、早い段階からPR用のサンプルページを作っておくことをおすすめします。
 マスメディアへの働きかけも欠かせません。これは大都市と地方とで違いがありそうです。新聞に関して言えば、地方紙のほうが大きく取り上げられる可能性が高いでしょう。とりわけ、学校の周年事業は扱いの違いはあれ、必ず掲載されることになります。メイン事業のひとつである周年記念誌発行をPRし、掲載を働きかけてください。
 周年記念誌が完成し納品されると、ホッとして力が抜けてしまうかもしれません。あるいは本が詰まった段ボール箱の山を見て、途方に暮れてしまうこともあるでしょう。しかし、ここからもうひと頑張りが求められます。周年記念誌を多くの人に知ってもらう、手に取ってもらうための活動です。本の完成後しばらくの間、力を抜くことはできません。学校の周年事業の場合、募金活動は式典終了後も受け付けることが多いため、一段落つくのは年度末になると考えてください。

※写真は1970年代のソーゴー印刷。活字棚が並ぶ。

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