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音とにおいと環境整備

音とにおいと環境整備

上ノ国町/2018.7.30

おはようございます。
 朝5時出発。午前中は北斗で取材。午後は道南のとある町で企画の趣旨説明。早めに終わったので3時間ほど風景撮影。気温も湿度も高い。日差しが強い。ここは北海道か? 温泉に入ったあとかき氷を食べたら、ようやく快適になった。宿泊は上ノ国。
 取材そのものはハードではありませんでしたが、やけにメールがいっぱい届き、頻繁に電話がかかってきた日でした。移動中、車の中ではメールの返信に徹していました。スロウ次号とスロウな旅北海道の取材、加えて10月発行予定のムック本の取材予定がGoogleカレンダーを埋めるようになってきています。
 すでに僕のもともとの予定は切り崩されつつある。「これ、何とかなりませんか?」といった打診が続き、僕の予定のいくつかはキャンセルせねばならなくなっている。お盆前まではぎゅうぎゅうのスケジュール。自分の仕事はお盆明けのスタートとなりそう。
 6月18日からほぼ毎日「新版・次世代幹部養成塾」の原稿としてブログを書いてきました。しかし、この熱帯っぽい道南取材旅行では原稿を書く気にはならないな……。今日から3日間はテーマを設けないことにしよう。思ったことをそのまま文字にします。

 旅先でブログや原稿を書くのは、僕にとってさほど楽なことではありません。やはり環境が整っている自宅の書斎で書くのが一番いい。僕の頭の中のイメージとしては、旅先のカフェでノートパソコンを開き、アイスコーヒーを飲みながら原稿を書いている……。そんなありきたりなシチュエーションが浮かんでくるわけですが、実際にやってみると執筆向きの脳にはなりにくい。
 この点、宿の部屋であれば自宅または会社に近い環境を整えられることが多い。ただし、それはビジネスホテルに限られます。民宿、旅館の場合は環境を整えるのに苦労するもの。僕は椅子と机がなければ書けないのです。
 今泊まっているのは旅館。けれども、ベッドがあって僕としては非常に助かっています。椅子とテーブルもある。ただし、テーブルの高さが低め。よくあるパターン。この場合、何か台となるものを置いてノートパソコンの高さを調整しなければなりません。ゴミ箱を置くこともあれば、枕を重ねることもある。今回はスーツケース。少しぐらぐらするが、高さはちょうどよい。
 テーブルの高さが決まったら、次は椅子の背もたれの調整をすることとなります。今回の宿では枕を置くことに決定。プラスチックのパイプを詰めた枕。通気性と適度な硬さ。ようやく環境が整いました。
 何だかどうでもよい事柄について書いているような気がしてきました。
 ただ、ひとつだけ意味があるとすれば、自分が持つ能力を適正に発揮するためには、「いかなる環境でも力を発揮できるようになる」か「力を発揮できる環境を自力で整える」かのどちらかであるということ。力を持っているのに十分発揮できていない人を見ると、いつもそう思ってしまいます。
 与えられた環境の中で最大限に力を発揮する。そのこと自体間違いではありません。けれども、与えられた環境が劣悪であるため力が発揮できないのであれば、精神力を鍛えるか、環境を整えるか、どちらかの手段を講じる必要があるわけです。
 原稿を書くという仕事は、頭をクリアにした上で集中力を発揮することが求められます。卓越したレベルの人になると、劣悪な環境の中でも書くことができる。遠い昔、M氏は山手線の電車の中で原稿を書いた……といった話をしていました。僕にはとても真似できない芸当です。普通の人であれば、環境を整えることに全力を注ぐべきでしょう。そんな意味もあって、会社裏のクナウハウスには共有スペースを設けました。何人かの人は原稿執筆に活用しているようです。
 僕は集中力を発揮できるときとできないときとの落差が激しい人間。さっきはカラスの鳴き声で集中が途切れ、今はセミの鳴き声が気になっています。自宅で仕事をしているときも、外付けハードディスクの音が気になって考えがまとまらないことがある。総じて、僕は「音」に弱い傾向がありますね。

 人によっては「におい」がネックになるようです。昨日、当社に新しいプリンターが導入されましたが、驚くなかれ、においが強いという理由で当初の予定とは異なる場所に設置されることになったようです。どれほど強烈なにおいなのでしょう? 気になります。
 僕は印刷用インキのにおいはけっこう好きなほうです。これが嫌いという人は印刷会社勤務には向いていません。インクジェットプリンターのにおいはどうか? これはちょっと微妙。いいな、と思えることもある。一方、トナーのにおいはなかなか好きにはなれません。定着前に吸い込むと体に悪いに違いない。
 完成したばかりの本には、紙とインキと糊とが混ざり合った、独特のにおいがあります。たぶん、このにおいの好きな人は読書家になったり、編集者になったりすることでしょう。
 今はデジカメの時代なのでわかりませんが、フィルムカメラ時代であれば、乳剤のにおい、暗室で使用する酢酸のにおい。これが好きな人が写真の世界にのめり込んでいった。あとは、シャッター音でしょうか。僕は騒がしいシャッター音のカメラよりも、レンズシャッターの「ポチョン」というしょぼい音のカメラが好きでした。二眼レフ、それもヤシカマットの音が一番よかったですね。
 本当に何も考えず、思ったままに書いてしまいました。明日はもう少し、価値ある情報をお伝えしたいと思います。 

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