おはようございます。
午前中に帯広経営研究会会報の制作を進めようと思ったが、思い通りには進まず、やや難航。10時来客。帯広商工会議所青年部での講演内容について。午後はH社の取材。僕は撮影者として同行。すでに本2冊分くらい取材しているような気がする。5時から自宅で某プロジェクトの会議。K氏は札幌からスカイプで参加。やはり、自宅で行うほうが通信環境がよい。夕食後、ようやく会報の制作が進み出す。10時半頃完成。関係者に校正を送る。ここで力尽きた。業務終了。
新版・次世代幹部養成塾は1回お休みにします。書きながら考えてみたいことがあるためです。
そういえば、僕は「書きながら考える」ことが多いな……。みんなはどうなのでしょう? 考えてから書くか、書きながら考えるか。さすがに「書いてから考える」という人はいないでしょう。僕は書きながら考えるため、書く前と書いた後とで、微妙に考えが変わっていることがある。「書く」という活動は、自分の頭を整理するためのものでもあるのです。
それにしても、今月は動きが激しい。昨年からずっと激しい状態が続いているのですが、激しい動きの渦に巻き込まれている感じがします。その結果、不思議な出来事が起こる。本当は不思議でも何でもないのかもしれません。僕の詰まりすぎた予定を見て、心やさしい人が配慮してくれている。それが真相でしょう。
ここに自分の時間を確保できたら……。今週、そう思っていた2つの予定がすっぽり空くこととなりました。ひとつは別なフォトグラファーに、もうひとつは天候不順のため延期に。僕は内心「しめしめ」と思っていました。このよこしまな考えがよくないのでしょう。どちらも別な予定に差し替わることとなりました。ひとつは会議、もうひとつは病院へ行くこととなった。
両方ともきわめて重要。昨夕の会議は連休前に開催できる唯一のタイミングでした。病院のほうはもっと差し迫ったもので、すぐにでも行かねば、というもの。先週取材で森に入ったとき、マダニにかまれてしまったのです。M氏だけかと思ったら、僕もでした。不気味な感じで腫れてきた。痛いような気もする。取材が延期にならなければ、もしかして大変なことになっていたのかもしれません。
この手の幸運は僕の人生の中で実に頻繁に繰り返されています。
たまたまそうなった。そう解釈することもできるのですが、「自分は不思議な力によって守られている」と考えるほうが豊かな気持ちになれるものです。僕の人生の中では、逆境のときほど、不思議な偶然や不思議な出来事に救われる。おかげで、中程度の逆境では、さほど辛いとは思わなくなってきました。もっとも、僕の考える「逆境」が誤っているのかもしれませんが……。
我が社ではこのところ新しい動きが重層的(?)に起こっています。僕は自分史印刷通販事業にできるだけ時間を使いたいと思っているのですが、なかなかそうもいきません。
僕の中での最大の動きは、東京に残したままになっていた最大の案件が18年ぶりに解決の運びとなったこと。それもソーゴー印刷の動きと無関係ではない。不思議なまでに絶妙のタイミングで動いていきました。多くの人に救われた。とりわけ、吉祥寺に住む不思議な人物、N氏と深い関係があるのかもしれない。ここでは詳しく書けませんが、どうも謎が多いですね。
昨日初会議を開いた新プロジェクトのほうは、年内には公開できるでしょう。我が社にとっては初めて実現する話。スロウ創刊当時にも同じような企画がありましたが、そのときは立ち消えとなった。今回は、話が伝わってから決まるまでが、ずいぶん早かった。一気に決まったという印象です。
大中小、さまざま案件が同時に動いていて、正直に言うと僕はそのすべてを把握していません。自分が関わっているものすら、ちゃんと把握しているか心許ない。今日の予定を見ると、昼間2時間くらい時間を確保できそうな気がします。何がどのようになっているのか、整理しておかねばなりません。
そうこうしているうちに、あっという間にお盆休みに突入することとなります。今年のお盆休みは仕事……かな? 冬になったら、たっぷり「代休」をもらうことにしましょう。社長に代休はありませんが。
昨日書いた「PDCA 4」の中で、「D中心のPDCAに」と書きました。結局、そういうことなのでしょう。動き続けるから、新しい話が舞い込んだり、新たな方向へ道が開けてくる。行動しなければ、状況が変わることはなく、空気が淀んで少しずつ衰退へ向かっていくことになる。
個人の人生も会社の事業活動も同じですね。P(計画)が大事であることは間違いありませんが、Pを完璧に立てることは不可能なのです。Pに時間をかけすぎず、まずは動いてみる。動きながら考える。そうすると、同じように動きながら考えている人と出会って、化学反応のようなものが起こる。いつもうまくいくというわけではありませんが、世の中はそのようになっているような気がします。
動きながら考えることを苦手とする人もいることでしょう。どのように動くのかわかっていないと不安になってしまうタイプの人。わかります。僕にもそのような部分がある。しかし、それも何度か経験することで解消する問題でしょう。
書きながら考える。それと一緒ですね。その昔、文章が書けなかった頃は、頭の中で文章を完成させようと必死になっていたんです。短い文章ならそれも可能ですが、時間がかかる上、長文には使えない手法。ものすごく頭のいい人ならできるのかもしれません。でも、普通の頭の持ち主であれば、書きながら考え、書きながら軌道修正する。そうしたやり方で文章を完成させていくことになるのです。
最近、やけに社内の動きが激しい。そう感じるのは、動きながら行動するタイプの人が増えてきたからなのかもしれません。と同時に、ハイレベルな文章力を身につけた人が増えつつあるとも感じています。出版事業をやり続けてきた成果が、ここにきて現れてきている。我が社の場合、文章力→行動力という順番になっているような気がします。ここを分析することで、我が社ならでの成長モデルを明らかにすることができそうです。