高原淳写真的業務日誌 > 経営 > 「第35回全道経営者“共育”研究集会 in とかち」(とかち道研)2日目

「第35回全道経営者“共育”研究集会 in とかち」(とかち道研)2日目

「第35回全道経営者“共育”研究集会 in とかち」(とかち道研)2日目

おはようございます。
 とかち道研2日目は記念講演。講師は(株)オカモトホールディングスの岡本謙一社長。「十勝からの挑戦 ~社員が輝く経営を目指して~」という演題。岡本社長は1977年、ガソリンスタンド1店舗のときに中小企業家同友会に入会。今では社員数4000名、売上1000億円という企業規模に。成長の秘訣は? みんなが知りたいところ。講演会で話を聴くことができるのは、たぶん初めてのこと。多くの人がメモをとりながら聴いていた。
 講演では僕らにとって重要と思えるヒントがいくつも散りばめられていた。成長の秘訣が「あますところなく」伝えられていたのかどうかはわからない。まだまだ奥が深いに違いない。けれども、90分の記念講演の中には「ここまで教えてくれてよいのだろうか?」という話がいくつもあった。参加した人は大いに満足したに違いない。
 講演終了後、ふじもり食堂へ。岡本社長、遠方から参加した分科会講師らとの昼食。午後1時半、第1分科会講師の渡邊博子氏、第4分科会講師の能登昭博氏を帯広空港までお送りする。時間があったので、途中、幸福駅と中札内美術村に立ち寄る。3時、空港で再会を期してお別れする。
 3時半自宅に戻り、着替えてから網走を目指す。さほど眠くなることもなく、7時頃宿に到着。ここから頭を撮影モードに切り替える必要がある。

「異業種に参入すると人が育つ」

何年か前までは、「選択と集中」とか「本業に徹する」ことが中小企業の採るべき道のように考えられていたと思います。もちろん、そういう考え方は今もある。間違いではないし、そのようにして自社を発展させている企業も少なくない。しかし、集中はリスクになることもある。そんな事例が増えてきているように思えます。
 オカモトグループはずいぶん前から多角化しています。僕が熱心に研修に参加していた頃には「本業に徹して余計なことはするな」と教えられましたが、オカモトではその逆の事業展開を行っていた。今なら僕にもその意味がわかります。業界そのものが10年後にはなくなるかもしれない。そんな変化の激しい時代ですから、集中よりも多角化のほうがリスクを分散させることができるのです。
 ただ「飛び石を打つな」ともよく言われます。僕も基本的には飛び石を打ちたくないと考えるタイプ。ですから、オカモトグループの事業展開は僕の理解を超えるもので、どうしてそのように会社を発展させることができるのか、よくわかりませんでした。
 おもしろいと思ったのは、「異業種に参入すると人が育つ」という話。異業種の場合、岡本社長であっても知識がなく、わからないことが多い。だから誰かに任せるしかない。任された人は、自分の裁量で事業を進めていくことになります。自ずと成長することとなる。
 頭では理解できても、そこまで思い切って任せることができるかどうか?  このあたりが次なる問題といえそうです。そこで有名な3KMの話になるわけですが、スクリーンにはその実践風景が映し出されていました。なるほど、こんなふうに行っているのか……。大いに参考になりました。
 できる限り詳細に書き留めておきたいところですが、それは社内報の中で書くことにしようと思います。

“共育”研究集会の意義

今回のとかち道研で、僕は大きく2つのことを学びました。ひとつは昨日書いた通り、「地域をよりよくしていく」ということ。道研テーマとリンクする部分です。
 そして、もうひとつは「共育研究集会」であるというところ。共に育つの共育。誰と共に……なのか? 当然「社員と共に」ということでしょう。さらに発展させれば、顧客や協力会社と共に……だったり、地域と共に……ということになります。共に成長していくから、地域がよりよくなっていくということになる。成長がなければ、地域がよくなっていくことはあり得ない。
 そう考えてみると、自分を成長させる仕組み、自社を成長させる仕組み、地域を成長させる仕組みをいかに築いてくのかが重要となってくるはずです。
 そのために、企業経営者や自社のリーダーとなる人たちは、自ら学ぶという姿勢を持ち続けなければならない。実際、道研に参加した人たちは「学ぶ」意欲を持った人に違いありません。
 「自ら学ぶ」と同時に、もうひとつ外すことのできないもの。それは「与える」という姿勢でしょう。
 1日目の分科会講師、そして2日目の記念講演講師。いずれも「与える」という姿勢を持っている人たちといえます。わざわざ自分の貴重な時間を割いて、講演をするために万全の準備を行ってきているわけです。講義の90分間だけではなく、おそらく何日間も準備に費やしている。苦労して、自分の持っている経験や知識を参加者に分け与えているというところに、僕らは注目しなければなりません。
 与えるからこそ与えられるものがある。きっとそういうことなのだと思います。我が社にも「教える人と教わる人は対等」という思想があります。多くを与える人は、多くを与えられる。
 ただ、物事を損得だけで判断してしまうと、「与えても見返りがない」と思ってしまうかもしれません。ギブ&テイクで捉えると、人に何かを与えることのできない人間となってしまいます。ギブ&ギブでよいのだ。そう捉え直すと、与える時間が自分にとって価値のある時間であると思えるようになっていきます。
 そして、「与える」と「与えられる」との間にはタイムラグがあることにも気づくようになる。
 僕自身、実にさまざまなものを与えられて今に至っています。与えてくれた人に何のお返しもできていない。また、与えてくれた人はもうこの世にいないということも多い。したがって、自分に何ができるのか考えると、当然ながら「目の前にいる人に自分の持っているものを差し出す」しかないんですね。先人から与えられたのなら、次世代に自分の持っているものを与えるのは当たり前のこと。共育は空間軸と時間軸の両面から行われるべきものではないかと思います。

ソーゴー印刷株式会社

〒080-0046 北海道帯広市西16条北1丁目25
TEL.0155-34-1281 FAX.0155-34-1287

高原淳写真的業務日誌