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北海道の仕事と暮らし46 相互理解

北海道の仕事と暮らし46 相互理解

おはようございます。
 「2019年の年頭にあたって」の手直し。あっという間に終わった。あとは休日として過ごす。夕方買い物。仕事始めに向けて、頭を切り替えるときが近づいている。

黙々タイプか、わいわいタイプか

正月休みも最終日となりました。先週金曜日が仕事始めという会社も多かったようです。世の中全体、新しい年が始まって仕事モードになりつつあるような気がします。
 僕も、今日はこれから出社し、「2019年の年頭にあたって」の出力を行います。毎年、仕事始め前日の作業。ひとりで地道に行うのですが、たいていの場合、出社日が待ちきれないという人が2、3人いるものです。何となく気持ちはわかりますね。こういう人は求道的雰囲気を醸し出しながら、自分のすべきことを黙々と行っている。働き方改革によって、あまり見られない光景となりましたが、仕事始めの前日くらいはよいでしょう。
 僕は自分の性格によるものなのですが、みんなでわいわいというよりも、ひとり黙々と何かに取り組んでいるほうが好きなようです。我が社には両タイプの人がいますね。みんな黙々タイプだと、ちょっと不気味な社風になってしまいます。僕の場合、黙々タイプなだけではなく、もぐもぐタイプでもあります。考える仕事をしていると、何か栄養補給しなければならないような気持ちになる。
 それはともかく、黙々仕事をするタイプの人も組織への貢献意欲は間違いなく持っているものです。わいわいタイプの人も同様。わいわい働くほうが自分の能力を発揮できるのか、黙々と働くほうが働きやすいのか。それだけの違い。性格にもよりますが、おそらく職種にもよるでしょう。わいわい話ながら原稿を書くのは困難に違いない(鼻歌を歌いながら原稿を書く人もいますが)。
 自分とは異なるタイプの人がいて、異なる仕事の仕方をお互いに認め合うような人の集まっている組織が、よい組織といえるのではないかと思います。
 人間の性格というのは不思議なものです。僕は普段は寡黙な人間なので「必要なときだけ話す」ことが多いのですが、中にはマグロが一生泳ぎ続けるように「しゃべり続けていなければ死んでしまう」かのような話し方をする人もいます。さすがに、仕事中はセーブしているとは思いますが、言葉が湯水のように湧き出してくる。
 僕は長年その秘密がまったくわからずにいました。しかし、あるときハッキリわかったんですね。自分にもそのような能力があるということに気づいたのです。ただ、それはある特別な場所、特別な時間にだけやってくる能力。マグロタイプの人には到底太刀打ちできるものではありません。
 これは自分で押すことのできるスイッチのようなものではなく、ある環境に身を置いたときに出てくるものであることがわかってきました。10数年前に受講した研修の成果なのでしょうか? ずっと考え続けていて、自分にとって重要なライフワークに関することであれば、無尽蔵に話せるような気がしています。ただし、「いま話せ」と言われても困りますが……。

無意味の意味と沈黙の意味

マグロタイプの人には沈黙が、黙々タイプの人には雄弁な時間が必要ですね。昨年、全社員が持ち回りで「3分間スピーチ」をするという企業の話を聴きました。これはどちらのタイプの人にとってもトレーニングになります。3分以内でスピーチを終えるという訓練。そして、3分間話し続けるという訓練。人間、ちょっと苦手だなと思っても、やっておいたほうがよいトレーニングというものがあるものです。スピーチはそのひとつ。
 経営者の場合は、いついかなる場面であっても、企業経営やビジネスに関する話を最低5分間は続けられなければならない……。そんな趣旨でトレーニングしたことがありました。最初は原稿を作成しました。次第に、キーワードを書き留めれば話せるようになり、今はメモなしで、いついかなるときであっても話すことができるでしょう。もっとも、それを披露する場面は社内でも社外でもほとんどありませんが。
 僕は、言葉には意味があるので、意味のある話をしたい……という考えが強い。この考えが強くなりすぎると、意味のない会話は無意味ということになって、会話の持つもうひとつの側面、人間関係を円滑にするという機能を見逃してしまうことになります。意味がないというのは、僕が意味を感じ取れなかっただけのことで、別なところに意味があることに気づくことが重要なのでしょう。
 一方、沈黙にも意味があるものです。歴代スロウ編集者には「沈黙の取材」を得意(?)とする人が少なくとも過去2名いました。沈黙タイプでも取材はできる。僕の深読みかもしれませんが、言葉のない時間に意味があったのだ、と今では理解しています。
 そういえば、僕も大阪在住の頃には沈黙の時間が長かったことを思い出します。周囲の関西出身者の人たちは、僕から見るとみんなマシンガントーク。僕は火縄銃のようなしゃべり方でしたから、僕がようやくひと言発する頃には、もう会話のテーマが次に移っている……ということが多かった。ここ帯広でもマシンガンタイプの人はもちろんいます。全体的にはちょうどペースの合う人が多いような気がします。
 これは仕事の進め方とも関係があるのでしょう。部署にもよりますね。かつては、しゅんのほうがスピードが速く、スロウは文字通りゆっくりだというイメージを抱いていました。今はどちらが速いということはなく、個人差があるだけのように感じます。
 何だか意味の薄い文章を2300字書いてしまいました。行間から、何らかの意味を感じ取っていただければ幸いです。

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