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北海道の仕事と暮らし47 グローバル

北海道の仕事と暮らし47 グローバル

おはようございます。
 朝、池田方面を撮影。9時過ぎ帰宅。クナウハウスの住人と、ちょっとした共同作業。午後、「2019年の年頭にあたって」を出力。帰宅後、1時間ほど机に向かう。夕方はカレーづくり。正統派家庭的カレーとなった。M氏のビジネスアイデアを聴き、なるほどと思った。

2030年までに

改めて「2019年の年頭にあたって」を読み返すと、文章構成上にはちょっとした欠点があるとわかりました。勢いというか、裡からあふれるものを文字に置き換えていると感じる部分がある。例年であれば、もっと冷静に書き進めていくのですが、今年に関しては情熱のほうが勝っていたようです。そんなわけで、今年の年頭あいさつは、いくぶん熱のこもったものになりそうです。
 僕は7、8年くらい前から、「2030年までにまったく違った世界になる」と社内勉強会の中で繰り返し語ってきました。その根拠はと言われると、さほど強力なエビデンスがあるわけではありません。
 しかし、明治維新の前後20年、太平洋戦争の前後20年を見ると、おおよそイメージすることができます。20年くらい前(誤差はありますが)に予兆といえるような出来事が度々起こり、歴史的大転換期を迎えます。予兆というのは「黒船」や「世界恐慌」といったもののこと。151年前には明治維新。74年前には終戦。大転換の年から20年くらいたつと、次の時代の体制がほぼ固まることとなります。明治では大日本帝国憲法が1889年に公布。戦後では1964年の東京オリンピックあたりが体制が固まった時期と考えてよさそうです。
 平成にも大転換期がありました。それが歴史的大転換かどうかはもうしばらくすると明らかになるでしょう。けれども、だいたい見えてきましたね。僕は最初、リーマンショック(2008年)かと思っていましたが、そうではなかったようです。東日本大震災(2011年)が歴史的大転換期にあたる。そう勝手ながら考えています。そこから20年と考えれば、だいたい2030年頃ということになります。
 2010年代はもう少し残っていますが、ずいぶん急速に世界が変わっていった10年間でした。これは2030年に向けて、着々と次の体制づくりが進んでいると考えてよいのかもしれません。そのスピードが衰えることはないような気がします。戦後日本が当時としては驚くべきスピードで経済成長していったように、これからの世界も驚くほど変わっていくことは間違いないでしょう。
 70年前の大転換期と今との違いは、「日本」という国単位ではなく、今は世界単位で変化が進んでいるというところにありそうです。戦後日本も国際関係に影響を受けながらの変化ではありましたが、今は世界が同時に変わろうとしている。新聞を読んでもテレビを見ても、あるいは毎日の仕事の中でも、そのように感じることが多い。
 20年くらい前までは、世界で起こっていることは世界のこととして、自分の目の前の仕事に専念していれば、仕事をまわしていけるという時代でした。今も「仕事は仕事」と考えて差し支えないのかもしれません。しかし、世界との関わりは次第に深まってきています。ローカルビジネスに徹していても、世界と関係なく仕事ができるわけではありません。

エシカル企業へ

僕はまだ感覚的には「国境」というものが存在していて、日本国民であるという意識を持っているのですが、そうした意識が希薄な人たちも増えてきているのではないかと思います。グローバル企業に働いている人がどういう意識を持っているかはわかりません。そうした企業に勤めているかどうかではなく、グローバルに働いている人であれば、あまり国境を意識していないのではないかと想像します。
 何年か前にそういう人が我が社にいて、数ヵ月間だけですが一緒に仕事をしたことがあります。今もヨーロッパのどこかで働いているはず。
 数年前から、巨大IT企業の課税逃れが問題になっています。こうしたグローバル企業にとっては、どこで税金を納めても自社の自由……という気持ちがあるのかもしれません。国という概念が希薄になっているに違いない。だからといってタックスヘイブンを使って課税逃れをすることは許されません。ただ、国境という壁を自分の意識の中から取り払うことが、次の時代を生きていくコツになるのではないでしょうか?
 今、世界は混沌とした状態にあります。これは次の体制というか、秩序に向けて、あらゆる分野において調整を重ねているということなのでしょうか? このあたりよくわかりませんが、僕はただの混乱ではないと思っています。
 地域企業も、これからはもっと世界とつながっていくことになるでしょう。単に海外に商品を輸出するとか、外国人社員を採用するといったことだけではなく、意識の上でグローバルになっていくに違いありません。自社の事業活動が世界をよりよいものにすることにつながっているのかどうか? 影響力の大小ではなく、好ましいか、好ましくないかが重要となってくる。
 小売店の中に、包装素材の脱プラスチックを掲げるところが増えてきました。これは世界的に問題となっているマイクロプラスチックへの対応。紙素材はやり方を誤らなければ石油製品よりも環境には好ましい。紙以外に、植物を原料とするバイオプラスチックもあります。
 環境問題には限りません。地域企業であっても、いえ、地域企業であるからこそ、エシカルな企業づくりを目指していくべきではないか? これからの企業のあるべき姿を探っていくと、案外、近江商人の経営哲学「三方よし」に向かっていくことになるでしょう。「世間よし」の世間が「世界」に置き換わるということくらいでしょうか。
 「エシカルな企業づくり」と「適正利益の確保」。これが企業にとっては大きな課題となります。その道筋をここ2、3のうちに明らかにせねばと思っています。

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