高原淳写真的業務日誌 > 写真家的文章作成技法 > 写真家的文章作成技法・補足

写真家的文章作成技法・補足

写真家的文章作成技法・補足

おはようございます。
 僕が所属する某会の会報を作成。受け取った原稿の手直し、僕の担当ページの原稿執筆、そしてフォトショップ、インデザインを使った作業。午後5時半終了。予想通りではあるが、予定通りには進んでいない。いくつか仕事を残したまま、新しい週を迎えることとなった。

Google翻訳の使い方

4日前、東京から来られたI氏との会話をふと思い出しました。「あっ、この手法は使える」と思ったのです。それはGoogle翻訳の活用についての話でした。何のことはありません。僕も使っていますし、多くの人がすでに使っているはず。けれども、使い方にはコツがある。それは「できるだけ翻訳しやすい日本語を作成する」ということ。
 たぶん、多くの人は無意識的にそのような日本語の文章を作成し、翻訳させていることでしょう。僕も必要が生じた際には、わかりやすさを最重視して文章を書いています。
 I氏はドイツ語から英語に訳すためにGoogle翻訳を使っているそうです。その場合、一文を丸ごと訳すような使い方はしていない、と話していました。ブロックごとに翻訳し、つなぎ合わせて文意をつかむ。そのような使い方をしている。いったん英語に訳してから、日本語に翻訳しているとのこと。僕にはできませんが、「なるほど」と思いました。
 考えてみると、僕の行っている仕事の一部も「翻訳」と言えなくもありません。日本人であればほぼみんな日本語を使っているわけですが、中には翻訳が必要な日本語もあります。みんなが同じ日本語を使っているわけではありません。「かなり個性的な日本語」は、僕にとってはほとんど外国語に近い。僕は翻訳者なのだ。ここ数年、自分ではそう思うようにしています。
 しかし、4日前の会話を思い出し、誰もが「伝わる文章」を作成することができるはずだ……と改めて考えました。これは拙著「写真家的文章作成技法」の中にも書いてあること。どうということはありません。誰にでもできる。小学生にもできる。しかし、大人の中にはなぜかできない人が多い。本当に不思議です。
 小学生にも伝わるような文章を書く。あるいは、一文を極力短くする。これだけでも、伝わりやすくなるものです。一文の文字数が多くなるから訳のわからない文章となる。これは意味不明な文章の典型的パターン。読み手を煙に巻くという意図がない限り、伝わりやすい文章の作成を心がけるべきでしょう。
 そこで、アイデアが浮かびました。Google翻訳、あるいはポケトークで翻訳・通訳しやすいような日本語を作成する。それに徹するのです。きっと、伝わりやすい文章となるに違いありません。
 外国人に話しかける際、多くの日本人は親切になるはずです。伝わりやすいよう、極力シンプルな日本語を使う。日本語に不慣れな外国人に向かって、いきなり難解な言い回しを使う人はいないはず。海外旅行へ行ったときも、こちらが言葉に不自由しているとわかると、ゆっくりやさしい英語で話してくれるものです。それをふだん書いている文章にも応用すればよい。実に簡単です。

短く、そして主語を省略しない

極めて簡単なことがなかなか実践できないのは、「自分という人間はそれほど単純にはできていない」と思い込みたいからかもしれません。あるいは、あまりに複雑すぎて、自分の考えをまとめることができずにいる。そんな状況にあるのでしょうか?
 もしかすると、言いたいこと、伝えたいことが山ほどあって、それが制御できずにいるのかもしれません。伝えたいことは一文にひとつだけ。そういう掟を設けておくと、複雑な文章にはなりにくいものです。ひとつの文にメッセージを2つ以上盛り込んでしまうと、途端にわかりにくくなる。多くの人はそのことを理解しているはずですが、コントロールできずにいる人が案外多い。文章を書くときは、勢いに身を任せすぎない。そう気をつけるだけ。
 日本語ではしばしば主語が省略されてしまいます。Google翻訳などを使う際、主語がないとうまく翻訳されないことになる。いちいちまどろっこしいと思いながらも、「私は~」などと入力することになるでしょう。
 実は案外、これが重要なのかもしれません。主語を省略しているうちに、誰が「主」なのかわからなくなってしまっている……。そんな文章に出合うこともあるのです。
 これは書き手が考えていることなのか、周囲の誰かの考えなのか。それとも「これが定説である」と言いたいのか? 少し読んだだけではわからなくなってしまうことがあります。文章が苦手の人は、意識して主語を多めにしたほうがよいのではないか? 僕はそう思いますね。僕自身、主語なしで書き進んでいって、最後に「僕はそう思う」と書き加えることがあります。誰が考えたことなのかを明確にするためです。
 主語を曖昧にしすぎると、メッセージが弱くなってしまいます。それだけではありません。無意識的にではあっても、書き手が文責を回避しているように受け止められてしまいます。
 すべての文に主語を入れてしまうと、稚拙な文章表現になりやすい。けれども、読み手の誤解を防ぐためには、意識して主語を多めに加える必要があるでしょう。
 一文を可能な限り短くする。そして、主語を省略しない。Google翻訳を使う際のコツを意識しながらふだんの日本語の文章を書くようにすれば、伝わりやすい文章が書けるのではないか?
 頭脳明晰な人の場合は、文と文とのつながりであるとか、文章が洗練されたものであるかどうか、気になるに違いありません。しかし、それは多くの場合、さほど重要ではない。何よりも「ちゃんと意味が通じるかどうか」が大切なのです。「ネットでは自動翻訳を意識した文章作成が求められる」とI氏は語っていました。確かにその通りです。

ソーゴー印刷株式会社

〒080-0046 北海道帯広市西16条北1丁目25
TEL.0155-34-1281 FAX.0155-34-1287

高原淳写真的業務日誌