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北海道の仕事と暮らし69 いかに易しくするか

北海道の仕事と暮らし69 いかに易しくするか

こんばんは。
 第2回中同協経営労働委員会の2日目。独立行政法人労働政策研究・研修機構副統括研究員、呉学殊氏の講演。テーマは「生産年齢人口減少と外国人労働者問題 ~外国人労働者制度のあり方と中小企業の対応~」。講演を聴いて、これは非常に深刻な問題であることがわかった。「外国人労働者は将来の外交官」という話があった。その意味するところは容易にイメージすることができる。しかし、世の中にはイメージできない経営者が少なくないようだ。グループ討議では、労使見解の「労使」について、これまで外国人を想定していなかったのではないか、という話が出てきた。ここは盲点といえそうだ。
 後半は協議事項等。昼頃終了。早めに羽田空港に到着。ラウンジで校正作業、メールの返事。7時過ぎ帰宅。夕食後、「記憶の中の風景58」を制作。11時40分に完成した。

重いテーマをどう扱うか?

「外国人労働者問題」というのは、外国人労働者の問題ではなく、外国人を採用している企業側の問題ということになります。正確に書くとずいぶん長くなってしまうため、「外国人労働者問題」と書かざるを得ないのでしょうか。もちろん、経営労働委員会に集まる経営者たちの間に誤解はありません。しかし、この問題についてよく知らない人は、ひょっとすると外国人に問題があるかのように勘違いするかもしれません。
 とにかく、今の日本は人手不足が深刻ですね。その上、日本人の若者は仕事を選り好みするようになっています。業種によっては本当に人が集まらない。その穴埋めに外国人の労働力が期待されているわけですが、どうやら思っている以上に深刻な状況にあるようです。この問題を軽く扱うと、とんでもないことになるとわかりました。
 2日間の会議と勉強会。僕にとってはずいぶん重たいテーマが多かったような気がします。といっても、気持ちが重くなるという意味ではありません。知らないままのほうが気持ちは重くなる。
 たぶん、経営者ばかりでなく、中堅社員も若手も新入社員も同じではなかろうか? 知らないまま気持ちが重くなるよりも、問題の重さがわかるほうが気持ちとしては軽い。そういうことって、これまでの人生の中で何度も経験してきているはずです。
 帰りの飛行機の中では思い切り軽いタイトルの本を読んでいました。軽すぎるタイトルなので、ここで書名を書くのはやめておきましょう。それでも、読み進んでいくと、実は軽そうに見えて重い内容であることがわかりました。僕ら(僕だけかも?)は、マーケティングに関して思い違いをしてきたのかもしれません。
 僕としては重さと軽さのバランスを考えてきたつもりでしたが、重いテーマを重く扱うことが多かったような気がします。テーマによっては軽く扱えないものも当然ありますが、軽く、やさしくできるものはそうしたほうがいい。ひと言で言えば、そんな内容の本だったと思います。
 一番避けねばならないのは、「重いテーマだから重く伝える」とか「難しい中身だから難解に伝える」といったこと。重いからこそ軽さに、難しいからこそ易しさにチャレンジする必要がある。特に出版や広告に関係している人は、そんな考え方を持つべきではないかと思います。

グローバル化と易しさ

僕らのビジネスをもっと劇的に易しくできないだろうか? そんなふうに思わず考えてしまいます。我が社の人たちはおおむねみんな優しい。けれども、人間としては複雑にできていますから、優しくはあっても、易しいわけではありません。
 物事を複雑に考える人もいますし、考えではなく気持ちが複雑になってしまう人もいるでしょう。人には個性がありますから、個人差があるのは自然なこと。
 しかし、ビジネスとしてはできるだけシンプルに進められることが望ましい。僕の思い違いというのは、このあたりにあるのかもしれません。ちょっと複雑になってしまっている……。そんな気がしています。もしかすると、社内には複雑すぎて、今の我が社の活動状況を把握できないという人もいるかもしれません。
 ただ、よく考えてみると、それほど複雑なことをしているわけではないこともわかってきます。問題は複雑そうに思えてしまうことなんですね。見え方の問題。ちょうどタイムリーなことに、複雑に見えることをシンプルに表す方法が書かれている本を見つけました。まず、自分の頭の中をシンプルに易しくしてみようと思います。それがうまくいったら、社内全体にわかりやすく伝えられるかもしれません。
 すでに世界は相当複雑なことになっています。したがて、これからのビジネスに求められるものは、「いかに易しくするか」ということ。
 グローバル化が進むと、通常は多言語対応が求められます。10ヵ国語の説明書だと単純には10倍のページ数が必要ということになる。ところが、近年の説明書はずいぶんシンプルにできています。気づくと一部の家電製品からは説明書がなくなりました。直感的に操作できるようになってしまいます。
 説明不要なほど易しくする。これが今日的なビジネスといえるのかもしれません。
 我が社のビジネスのやり方はまだまだ複雑すぎるようです。詳しい説明を要する商品もありますが、説明不要な商品をもっと増やしていかねばなりません。
 人間はシュメール絵文字から始まって、文字文化を発展させていきました。しかし、グローバルに活動するようになると、文字以外のコミュニケーションツールが必要となる。再び絵文字に戻るのか? そういえば、みんなスマホで絵文字や顔文字を使っていますね。これは人類にとって進化といえるのでしょうか?

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