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北海道の仕事と暮らし74 読書会

北海道の仕事と暮らし74 読書会

おはようございます。
 朝7時、次世代幹部養成塾第9講。読書会の4回目。発想の転換を迫る本。転換し、行動を変えなければならない。午前中は会社で仕事。午後は3時過ぎまで自宅で同窓会報の原稿のとりまとめ。3時半、役員会。4時半、幹部会議。7時、蕎麦人で経営指針研究会Bグループ第12講。研究生2名の発表と修了生F氏の事例報告。2018年度経営指針研究会もいよいよ終盤。あとは総括報告会を残すのみとなった。

日本人の読書率問題

次世代幹部養成塾では月1回ペースで読書会を開催しています。課題図書をあらかじめ読んでから、グループディスカッション、グループ発表、まとめを行うという流れ。このやり方が社内勉強会として効果的なのかどうかはわかりません。しかし、ときどき鋭い意見、ユニークなアイデアが飛び出すこともあります。
 我が社における読書会開催の目的は、次世代幹部候補の人たちの共通体験と情報共有です。伸び盛りの年代に、同じ本を読んで自分の考えを述べ合う。これは意味のあることだと思っています。ただし、課題図書は僕が選定していますから、全員が興味を持って読んでいるかどうかはわかりません。若手社員から課題図書のリクエストがあるとよいのかもしれません。
 以前、読書率について書きましたが、日本人の読書率が低下しているのか、むしろ上昇しているのか、本当のところはわかりません。統計によってずいぶん違いがあります。実は読書率は下がっていない……というデータもあるようです。
 ただ、2018年2月に載った日本経済新聞の「大学生の半数以上は読書時間ゼロ」という記事には驚きました。全国大学生協連が約1万人を対象に調査したもの。信憑性のある数字と考えられます。
 これが高校生の数字だとしたら理解できます。受験勉強や部活で読書時間が確保できないでしょうから。しかし、たっぷり時間のある大学生が本を読まないようであってはいけない。本を読まずにどうして卒業できるのだろう? まったくもって不思議です。
 そんなわけで、我が社の若手社員も読書習慣を持つ人と持たない人がいる、と考えるべきかもしれません。本や雑誌を含む活字文化が好きだから我が社に入社した……。僕としてはそう考えたい。しかし、どうやら日常的に新聞を読んでいないと思われる人もいるようです。新聞と読書。日常業務以外でどれだけ活字文化に親しんでいるか。これは社会人として非常に大切なことではないかと思います。
 ただ、僕もあまり偉そうなことは言えない人間です。小説を読んだのはたぶん大学生の頃が最後。その後は伝記、実用書、ビジネス書を読むようになりました。ジャンルも少し偏っているような気がします。なかなか時間が確保できないこともあって、僕の読書時間はもっぱら飛行機、列車、長距離バスでの移動中。就寝前にも読みますが、10ページくらい読むと眠ってしまいます。机に向かって正しい姿勢で本を読む。そんな読書が理想的ではありますが、大人になってから、正しい読み方をした記憶はありません。

目的意識を持った読書

25歳以上の読書率では、北海道は47都道府県中17位。100人当たり、39.99人しか本を読んでいない。そんなバカな……と思って、別な統計を調べてみたら北海道11位、37.8%という数字が載っていました。だいたい同じ。本を読んでいる人は4割を切っている。どちらも統計も、1位は東京。以下、神奈川、千葉、埼玉、京都と続きます。大都市圏では読書率が高い。北海道が中位よりもやや上に位置するのも、札幌に住む人が全体の数字を引き上げていると考えるべきかもしれません。
 しかし、本当に6割もの人が本を読んでいないのだろうか、という疑問が残ります。統計の一番下に「趣味として読書をした人の割合」と小さく書かれていました。ここに救いがありますね。「仕事として読書をした人」はこれには含まれていない。どうして、こんな調査の仕方をするのだろう? 不思議です。
 考えてみると、僕も「趣味としての読書」とは縁がありません。自分はどう生きるのか、どのように企業経営をすべきか、あるいは自分の専門分野に必要な知識を身につけようとして読書しています。30数年間、趣味で本を読んだことはありません。
 読書率の低さに最初は驚きましたが、これはむしろもっともな数字なのではないか? そんな気がしてきました。
 社会人になると、仕事を通じてさまざまな困難に出合うようになり、疑問を解決したいという思いから本を読むようになる。次世代幹部養成塾の課題図書も、当然ながら「趣味としての読書」ではありません。問題解決のための読書。
 もしかすると、明確な目的意識を持った読書を習慣的に行っている人の割合はさほど減っていないのではないか、と思うことがあります。ただし、これまで本から得ていた情報の一部は、ウェブサイトに置き換えられるようになった。電子書籍を含む電子媒体に移行したため、出版部数は右肩上がりというわけにはいきません。
 ただ、その中でも書籍は比較的健闘しているのではないかと思います。雑誌に比べると落ち込みはゆるやか。といっても、雑誌が急落しているため、そう見えるだけかもしれませんが……。救いとしては、児童書が右肩上がりになっていること。10年後、20年後の読書率には期待が持てるかもしれません。
 仕事でも趣味でもどちらでも構いません。また、電子書籍でもウェブサイトの閲覧でも、とりあえずはよしとしましょう。少なくとも、文字を読んで情報を吸収するという習慣を若手社員の人たちには持ってほしいと思っています。特に国際・国内情勢とビジネスに関する情報。
 読書会は自分の読解力不足をカバーしてくれる場でもあります。同じ本を読み、自分とは異なる解釈があることを知る。それだけでも、人生や仕事の質的向上に役立つのではないでしょうか。

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