高原淳写真的業務日誌 > 北海道の仕事と暮らし > 北海道の仕事と暮らし81 広報からの学び①「人を集める広報活動」

北海道の仕事と暮らし81 広報からの学び①「人を集める広報活動」

北海道の仕事と暮らし81 広報からの学び①「人を集める広報活動」

おはようございます。
 午前中は写真セレクト作業とプレゼンの準備等。午後2時20分出社。ミーティング。3時来客。5時過ぎまで事務的作業。5時半、帯広柏葉高校同窓会会報部編集会議。7時、S社にて帯広経営研究会総務広報委員会のオープン委員会。3回シリーズで「広報からの学び」と題して、勉強会を行うこととなった。昨夜は第1回目。「自社の魅力をしっかり伝えていますか? ~人を集める広報活動~」というテーマで話をさせていただく。前半は講義、後半は質疑応答とディスカッション。9時終了。

「商品の魅力」と「人の魅力」

中長期的には状況が大きく変わると考えられますが、今のところは売り手市場が続いています。採用に苦労している企業が多い。その上、企業間格差、地域間格差が広がる傾向にあります。業種にもよりますが、地域企業には不利な状況。仕事はあるのに人が足りない。そんな声をよく聞きます。
 「人を集める広報活動」というテーマで話しましたが、特効薬があるというわけではありません。広報活動以前に、「人が集まるような会社づくり」を行うのが王道といえるでしょう。会社が今イチなのに広報活動だけが突出すると、入社後に後悔する人が続出することになってしまいます。
 そんなわけで、広報の話に入る以前に「人が集まるような魅力があるか?」という話をすることにしました。大きくは「商品の魅力」「人の魅力」「魅力的な情報」の3つ。どこに力を入れるべきかは、それぞれの企業の事情によって異なってくるでしょう。業種によっては「商品の魅力」を全面に打ち出しにくいケースもあります。
 ただ、商品の差別化や異質化がしにくいと思われる業種であっても、商品の魅力をウリにすることは十分可能ではないか? 今朝になってから、そんな思いが強くなってきました。自社の「本当の商品」は何なのか? 我が社でいえば、印刷物や雑誌や広告媒体が「本当の商品」なのだろうか? 実はもっと別なところにあるのかもしれません。
 形の上では広告スペースを販売しているように見えても、「本当の商品」は異なります。広告事業における本当の商品は、「広告効果」に他なりません。どれだけデザインや写真やコピーが卓越したものであっても、効果がなければ商品価値はないわけです。効果には「直接的なレスポンス」だけではなく、「自社の企業イメージの向上」といった反応の見えにくいものも含まれます。計測可能な効果だけではありません。
 「本当の商品」を特定し、その魅力を高め続けていく。どの企業でも行うべき活動を最大化することが、人が集まる魅力ある企業につながっていく。
 「商品の魅力」を打ち出しにくい業種、企業の場合は、「人の魅力」を伝えることに努めるべきでしょう。まったく魅力のない人などいないはずですから、「人の魅力」は伝えやすい。ただし、自分で自分の魅力を把握している人は案外少ないもの。周囲の人、あるいは社外の人から引き出してもらうことが望ましいと思います。
 そう思って、我が社の社外報(顧客向けに発行しているニュースレター)を自社のウェブサイトから開いてみました。社外報には「ソーゴー印刷社員紹介」というコーナーがあります。毎回1/2ページを使って社員の素顔が描かれている。けっこう僕の知らないエピソードが書かれていておもしろい。「人の魅力」という切り口であれば、きっとどの会社でも効果的な情報発信が可能でしょう。

魅力的情報が飛び交っているか?

経営者のセンスが問われるのは、「自社のまわりに魅力的情報が飛び交っているか?」というところ。それを意識して行っている企業もあれば、まったく無関心な企業もある。入社希望者を集めたり、見込客を集めようと思うのであれば、自社のまわりに「魅力的情報」が飛び交っていることが望ましい。
 僕は十勝の企業がどれほど「魅力的情報」を発信しているのか、あるいは飛び交う仕組み、仕掛けを行っているのか調べてみました。といっても、十勝毎日新聞電子版で検索した程度ですが……。そうすると、あるにはありましたが、意識して行っている企業は案外少ないという事実が判明しました。
 つまり、その気になれば、地域の中で注目度の高い企業になることは十分可能ではないかということです。話題づくり、魅力的情報づくりに長けている企業はほんの一部に過ぎません。ここは未開拓の分野に違いない。僕にとってはちょっとした発見でした。
 新聞の電子版というのは非常に便利にできています。自社の社名を打ち込んで検索すると、自社と関係のある過去の記事の一覧が表示されます。どのくらいの頻度で登場するか、どんな情報かが一目瞭然。頻度を高め、人が集まるような魅力的情報を増やせばよいわけです。
 そのような活動を具体的にどう行っていけばよいのか? このあたりは2回目か3回目の勉強会で述べることになるでしょう。
 僕は中学校でも高校でも大学でも、繰り返し「地域企業の魅力」について語ってきました。エネルギーの高い学生・生徒は例外はあるものの地元から飛び出していく可能性が高い。それはそれでよいわけですが、「地域の中に自分の活躍の場がある」ということも知ってもらわねばなりません。僕は学生・生徒の記憶の片隅に刻みつけるように伝えますから、一部の人たちは10年後か20年後に思い出して、十勝にUターンしてくれるでしょう。
 就職活動している学生たちは「地域企業の魅力」をほとんど知りません。これは情報発信力が弱い地域企業の問題と捉えるべきかもしれません。学生はできるだけ学問の時間を確保すべきですから、我々地域企業のほうから情報を届ける必要がある。そう思って、我が社では「わくらす」をはじめ地域企業の本当の姿を伝える媒体に力を入れるようになりました。
 ただ、それだけでは十分ではありません。一番の決め手となるのはオウンドメディアといえるでしょう。このあたりも勉強会の中で取り上げてみたい。ただ、3回では収まらないボリュームになってしまいそうです。

〒080-0046 北海道帯広市西16条北1丁目25
TEL.0155-34-1281 FAX.0155-34-1287

高原淳写真的業務日誌