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北海道の仕事と暮らし82 「働く環境づくりの手引き」

北海道の仕事と暮らし82 「働く環境づくりの手引き」

おはようございます。
 朝8時2分発のスーパーおおぞらで札幌へ。会議は11時から。ギリギリ間に合う予定だったが、列車が遅れた分遅刻してしまった。この時期の移動は車のほうがよさそうだ。共同会館で行われたのは北海道中小企業家同友会の4委員会の打ち合わせ。先月末の中同協経営労働委員会の結果を踏まえ、4委員会の連携強化を進めることとなった。12時15分から第2回常任理事会。6千名会員達成プロジェクトに多くの時間が割かれた。中同協の会議の報告の中で、「働く環境づくりの手引き」「企業変革支援プログラム改訂プロジェクト」について説明。北海道の経営指針成文化運動の現状報告も。帰りは4時8分のスーパーとかち。帰宅後、昼食会の準備。10時就寝。6時間、ものすごく深く眠った。

自社用にカスタマイズする

今週は僕にとって同友会ウィーク。同友会に関係なく仕事をしたのは水曜日のみ。今日もとかち支部広尾地区会の例会に参加する予定。これほど同友会に深く関わることになるとは思いませんでした。
 そんな中、今年はもう少し会社にいる時間を長くしよう……と年末年始の間に考えていました。今は実現できていませんが、3月には少し落ち着いてくるはず。僕の理想としては、朝一番においしいコーヒーを淹れて、「ちょっと騒がしいな」と思いつつも、社内でパソコンに向かっている状態。このささやかな理想が実現できていない。自分自身の働き方改革が必要ですね。
 来月(2019年3月)発行される「働く環境づくりの手引き ~経営指針を全社一丸で実践するために~」を一読し、「これは使える!」と直感しました。業種、規模に関係なく、活用できる内容。ただ、「ちょっと難しそう」と感じる人もいるかもしれません。冊子の中身とは関係のない話ですが、「これが縦書きの本だったらいいのに……」と思ってしまいます。日本語は縦書き&明朝体が一番読みやすいのです(と言いながら、僕のブログは横書き&ゴシック体ですが)。
 話が逸れました。「これは使える!」というのは「このまま使える」という意味ではありません。
 僕は1月末に開催された中同協経営労働委員会で大きなヒントを得ました。それは「与えられたテキストをそのまま使うだけでは100%活用できない」ということでした。もちろん、テキストをそのまま活用できる企業もあるかもしれません。しかし、業種、業態、規模、企業文化が一社一社違っているのに、同じテキストがそのまま使えると考えるのは無理がある。自社に合うようにカスタマイズすべきでしょう。
 徳島同友会の事例報告の中で、企業変革支援プログラムSTEP2のカスタマイズが紹介されていました。なるほど、こういうやり方があるのか。そう思いましたね。
 「働く環境づくりの手引き」をどのように活用したらよいのか? 僕の頭の中でほぼイメージすることができました。経営指針に組み込むこともすんなりできそうです。新入社員研修や次世代幹部養成塾にも活用できそうだな……。そんな構想が膨らんできます。

同友会で得た情報を広めるには

中小企業家同友会にしろ、他の組織・団体にしろ、何かの役を引き受けると相応の苦労を背負うことになります。自分の時間を差し出すことになりますし、会社でじっくり仕事をすることもままならなくなる。それでもこうした会に深く関わるのは、重要な情報をいち早く手に入れることができるからといえるでしょう。同友会にいなければ得られない情報がありますし、全道経営指針委員長という役でなければ得られなかった情報もある。
 いち早く情報を得た分、これを広く伝えるという義務も発生します。しっかり伝えることができれば、多少なりとも地域に貢献することができる。経営指針成文化運動、企業変革支援プログラムの実践、働く環境づくりの手引きの普及。このあたりを伝えることが僕の義務といえそうです。
 次に僕が書くべき本はこれだな……。ものすごく勝手ながら、そんな確信が芽生えてきました。
 難しい概念をやさしく伝える。僕にそういう能力が本当にあるのかどうかわかりません。そして、企業変革支援プログラムにしろ、働く環境づくりの手引きにしろ、決して難しい概念ではありません。難しくはないのにとっつきにくいと感じてしまう人がいるのは、「テキスト」という形態の冊子になっているからでしょう。
 僕もそのひとりかもしれませんが、ほとんどの人は勉強することに大なり小なり抵抗感を持っています。ハードな仕事をこなしながら、その上勉強しなければならないのか……。自分の心の中にそんな声がある。「経営者は社員の10倍(100倍でしたっけ?)勉強せねばならない」と言いますが、勉強好きな企業経営者はほんのひと握りです。
 したがって、「勉強」ではなく、「業務」に組み込むというのがひとつの方法ではないかと思います。来月発行される手引きは、そのまま業務に落とし込むことができそうな内容となっています。
 僕はそれとは異なるアプローチで本を書いてみたいと考えています。それは「勉強」ではなく「読み物」にするという方法。読み物ですから、そのまま自社の業務に組み込むことはできません。けれども、概念を理解でき、必要性を感じ取ることができる。そんな内容の本があってよいでしょう。
 本当に必要であると感じるには、ストーリーが必要です。本の中にストーリーが必要ですし、それは読み手の自分史と重ね合わせることができるようなものでなければならない。「激訳・経営指針成文化」は、体験型ビジネス書として執筆しました。同じ書き方になるかどうかわかりませんが、自社の事例を呼び水に読み手の想像力が膨らんでいくような本。執筆意欲が湧いてきますね。その前に、もっと「手引き」を深く読みこなさねばなりません……。

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