高原淳写真的業務日誌 > 経営指針の話 > 経営指針の話04 経営指針研究会

経営指針の話04 経営指針研究会

経営指針の話04 経営指針研究会

おはようございます。
 午前と午後、約6時間パソコンに向かう。午後1時来客あり。2018年度経営指針研究会報告集の制作。集められた素材はワードと写真データ。ワードの文章はいったん一太郎にコピーし、リライトを行う。表組みのものはエクセルに。丸ごと使うデータはPDFに変換。写真データは画質調整とリサイズ。これらをインデザインのフォーマットに配置していく。予想通りというべきか、今年も手強い。これはよいことなのかもしれない。とにかく文字数が多いのだ。1社4ページと決めているが、文字を小さくしなければ収まらない。あれこれ考えてもどうにもできない。級数を下げ、行間を詰める。午後6時過ぎに集中力が途切れた。

年々充実する経営指針研究会

経営指針研究会の報告集は独特の作り方をしているので、後任に引き継いでもらうときには、もっと易しいやり方に変えねばなりません。僕の読みでは作業にあと8時間かかりそう。今日夕方までに終わるかどうかといったところ。
 それはともかく、2018年度の経営指針研究会も3月12日の総括報告会を残すのみとなりました。オリエンテーションと総括報告会を含めると、全14講座ということになります。これを月1回(2回の月もある)ペースで進めていく。
 もちろん、ただ参加すればよいというものではありません。研究生には発表シート、記入配布シートの提出義務があります。この他に記入が推奨されている参考シートもある。参加しているのは経営者または後継者。ハードな仕事をこなす一方で経営指針を一年かけてまとめ上げるわけです。みんな、相当な負荷がかかったに違いありません。まだ終わってはいませんが、その努力に頭が下がります。
 経営指針研究会にはサポーターがついています。サポーターは研究会の修了生、または経営指針委員ということになっています。経営指針委員もほとんどは研究会の修了生。ですから、大変さもわかるし、どこでつまずきやすいのかもよく理解しています。サポーターの手助けなしには経営指針研究会は成り立たない。
 今期の研究会は11名、3グループ。サポーターにはそれぞれ担当グループが設定されています。とかち支部委員長と僕はフリーの立場。どのグループにも参加できることになっています。とっても、毎回参加できるはずはありません。どうしても欠席がちになる。参加できるのは2、3回に1回といったペース。研究生にとって心強いのは、やはりグループ担当サポーターでしょう。
 とかち支部の経営指針研究会は今期が第7期。僕は最初から関わってきましたが、7年前は正直言って、よれよれでした。僕を含め、経営指針委員会の誰もが「どう進めたらよいのかわからない」という状態。ともかく、一年間のカリキュラムを作成し、課題発表+討論という形式で進めていきましたが、なかなか議論が深まっていかない。これは研究生の問題というよりも、運営側の未熟さゆえ。何もかもが手探り状態だったのです。
 しかし、2年目からは大きく変わっていくことになりました。研究生と委員との呼吸が合ってきたのかもしれません。以来、年々研究会の充実度は高まっていき、ほとんどの研究生は「経営指針成文化」という成果を得て、修了するようになりました。あとは実践あるのみです。

記入、発表、討議というシンプルな進め方

中小企業家同友会の経営指針研究会のよさは、僕の解釈では「指導者がいない」というところにあります。もちろん、講師や指導者がいる研修にもよさがあって、僕もそうした研修を受講したことがあります。どちらにもよさがある。
 指導者がいないという場合、どこにメリットがあるのか? それは「自分の頭で考え、自分で判断を下す」というところにあるのではないかと思います。指導者がいると、どうしても頼ってしまう。経営者は自社に戻れば、自分で判断しなければなりません。迷いはあっても、必ずどちらかを選ぶ。選択し続けることで判断力が磨かれていくわけです。誰かを頼りすぎると、そのスキルは磨かれていきません。
 経営指針研究会では研究生、サポーターという異なる立場の人が参加しますが、両者は基本的に対等な立場。サポーターは指導役ではありません。発表を聴いて、感じたこと、気づいたことを述べる。あるいは議論に加わる。アドバイスはあっても、それが押しつけにならないよう気をつけています。
 自分の会社の経営指針ですから、決めるのはあくまでも自分ということになります。ただ、自社の経営指針をまとめ上げるには、異なる立場からのアドバイスがあったほうがよい。とりわけ、異業種の経営者からの意見は大いに参考になるものです。また、サポーターや自分以外の研究生は、自社の社員になったようなつもりで発表を聴いてくれることがあります。そうすると、社員の立場からのアドバイスが得られる。中にはちょっと耳の痛い話もあるでしょう。これも経営者として聴いておかねばなりません。
 経営指針研究会において指導役といえるのは、数冊のテキスト類だけ。「経営指針成文化と実践の手引き」。これがメインのテキスト。必ず読むべきテキストとしては「人を生かす経営 ~中小企業における労使関係の見解~」(労使見解)があります。カリキュラムの中では「企業変革支援プログラム」も使用されます。今のところはこれだけですが、来期からは「働く環境づくりの手引き」が加わってくることになるでしょう。
 テキストを読み、課題のシートに記入し、グループ討議を経て、自社の経営指針をまとめ上げていく……。非常にシンプルな進め方なのですが、これを一年間集中して行っていくと、何か経営者としてブレイクスルーできるのではないでしょうか? そういう人を僕は何人も見てきました。不完全燃焼に終わった人も、サポーターとして加わることで自分を成長させることができる。非常によくできている仕組みといえます。
 現在、来期の研究生を募集中。関心のある方(経営者・後継者限定)は同友会とかち支部事務所、または僕のところまでお知らせください。

〒080-0046 北海道帯広市西16条北1丁目25
TEL.0155-34-1281 FAX.0155-34-1287

高原淳写真的業務日誌