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北海道の仕事と暮らし96 入社式

北海道の仕事と暮らし96 入社式

おはようございます。
 朝8時半から入社式。今年度は新卒1名、中途採用2名。例年通り紙吹雪が舞う中、新入社員3名が入場。あいさつ、記念品贈呈、記念撮影などが行われた。9時半からは新入社員研修第1講。テーマは「我が社の歴史と商品」。4月24日まで全21講座。しっかり学んでくれるに違いない。午後は中札内取材。実に北海道らしい暮らし方。帰宅後、写真セレクト作業。

なぜ「強さ」が求められるのか

今年の入社式のあいさつの中で僕が強調したのは、「強くなる」ということでした。例年とはずいぶんトーンの異なる話。新入社員に向けて……というよりも、自分を含む全社員に向けてのメッセージです。
 会社は社会の縮図といってよいのではないかと思います。これは小規模企業であっても同じですし、家族も社会の縮図といえるでしょう。自分とは異なるさまざまな人がいて、組織が構成されている。したがって、自分と他人とは、考え方も、感じ方も、表現方法も、行動の仕方も、違っているのが当たり前。
 そう頭ではわかっていても、自分にとって想定外の刺激や反応があると、驚き、戸惑い、不安、恐れといった感情が湧いてくる。もちろん、よい意味での驚きもあります。プラスマイナス半々といったところ。ですが、マイナスの刺激に極端に弱い人もいます。自分の感じ方をある程度変えていかねばなりません。そうでなければ、仕事をするのも組織の中で生きていくのも辛いものとなりやすい。
 ソーゴー印刷は働きやすい会社だと思っていますが、当然ながら完璧な会社ではありません。多くの会社と同様、困った部分をたくさん持っている。扱いに困る人もいるでしょう。ですから、自分にとって「困った人」がいるのは自然なことなのだと考える必要があります。「困った人」と「いい人」と「普通の人」が混じり合って組織を構成している。これが自然な状態なのです。
 仮に、全員が完璧に「いい人」だと、非常に困った問題に直面することになるでしょう。社外に出ると、「困った人」が大勢いて、「困った人」と一緒に仕事をしたり、仕事を依頼されたりする。免疫がないと、今度は自分が「困った状態の人」になってしまうのです。
 そもそも、この人は「困った人」というレッテルを貼ること自体、自分の困った一面であると認識せねばなりません。世の中には自分とは違うタイプの人がいるという、当たり前の事実を直視しなければ、社会のどこにも自分の居場所はなくなってしまうことになります。
 そんなわけで、自分には「強さ」が求められるわけです。性格もよく、仕事の素質もあるのに、我が社から離れていってしまった……。そんなパターンも過去にあったような気がします。真相はわかりませんが、自分の中に確固たる強さがあったらどうだったのだろう? そう考えることがあります。
 困難に出合ってもグラつかない自分をつくる。数年、あるいは10年くらいかけてそんな自分をつくることが、社会人としてのひとつの目標となるのではないかと思います。

仕事を通じて「強くなる」こと

会社組織のよいところは、適度な負荷をかけながら、社会人としてトレーニングできるところにあります。会社は社会の縮図なわけですから、自分にとってプレッシャーのかかる人もいれば、困った刺激を与えてくれる人もいるでしょう。そうした人と関わりながら、自分のコミュニケーション能力を磨くことができる。もちろん、許容範囲外の困った人が現れた場合は会社として対応することになります。健全な会社組織であれば、ある程度安全性は保たれているはず。
 会社の中で自分を鍛え「強くなる」には、仕事に打ち込むことが一番ではないかと思います。仕事ができる人は、当然のことながら一目置かれるわけです。自分を強そうに見せる必要はまったくありません。仕事に打ち込み、実力を身につけ、着実に実績を積み重ねていく。それでいて、周囲の人に対してやさしく親切に接することができれば、間違いなく人望が厚くなることでしょう。それ以上に、「他人の言葉にビクビクしない自分」というものができていく。性格的に弱い面を持っている人であっても、仕事力を高めることで「強くなる」ことができるのです。
 どうしてこういう話をするのかというと、僕が多くの若手社員や学生と話す中で「ちょっとどうなんだろう?」と感じることが増えてきているためなのです。「仕事では高望みせず、まわりの人と仲よく楽しく働いていきたい」。ちょっと正確ではありませんが、そのような言葉を聴く機会が多い。
 もちろん、向上心がないということはなく、そういう話をする人はむしろ真面目で一生懸命働こうとする傾向にある。けれども、他人との葛藤を極度に恐れる結果、不本意な状況をつくってしまうわけです。才能も実力も持っている人が不本意な状況を招くと、会社にとっては大きな損失ということになってしまいます。実力のある人が実力を発揮しないのは、自分の所属する組織に対して不誠実といってよいでしょう。
 人によって答はさまざまあってよいわけですが、仕事では「高望みすること」が重要だと僕は考えています。秘められた才能と無限の可能性があるというのに、「自分はこの程度」と決めつけてしまうほうがおかしい。自分に対して誠実であるべきですね。
 また、実力が伴わないのに楽しく働けると考えるのも変ではないかと思います。実力のない人が楽しく働けるほど甘い会社はないはずです。能力、実力にはざまざまなものがあります。たとえば、「下手ではあるが一心不乱に努力する」という実力であってもいい。
 自分のどこかに「強さ」があってこそ、意味のある仕事人生を送ることができるわけです。社会人1年目では、たいていの失敗が許されるもの。このチャンスに最大限のチャレンジをして欲しいと思っています。我が社の場合は何歳になっても失敗をとがめられることはありません(内容によりますが)。強くなる環境を整えていきたいと考えています。

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